ジェラルディン マコックラン

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ロイヤルシアターの幽霊たち

ジェラルディン マコックラン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092906297
ISBN 10 : 4092906293
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

海辺の保養地シーショーにある、さびれた劇場ロイヤルシアター。ここには、いろんな時代のいろんな幽霊たちが住みついていた。そんなところにやってきた、11歳の少女グレイシー。彼女にはなぜか幽霊たちがみえて…。

【著者紹介】
ジェラルディン・マコックラン : 1951年、イギリス生まれ。現代を代表するイギリス人の児童文学作家。1988年に『不思議を売る男』でカーネギー賞、89年に同作でガーディアン賞、2004年に『世界はおわらない』でウィトブレッド賞、08年に『ホワイトダークネス』でマイケル・L・プリンツ賞を受賞

金原瑞人 : 岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家

吉原菜穂 : 北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。白百合女子大学大学院博士課程前期修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    【第178回海外作品読書会】海水浴場に、遊園地、風光明媚なイングランド南部の街シーショーの誇りは、美しいロイヤルシアター。赤い波のようなビロード張りの客席、白い漆喰に黄金の意匠。数々の名作が上演された芸術の殿堂は、今では見る影もなく寂れてしまいました。根太は緩み、バルコニー席は崩落の危険があります。しかし、そこには多くの人が住んでいたのでした。200年以上の歴史を持つ建物と現代の少女。文化も価値観も異なる両者が、協力して危機に立ち向かう、心踊り、また、しんみりと。名手マコックランの真骨頂を感じる物語です。

  • 星落秋風五丈原

    わりとシリアスな内容の多い作品が多い作者の作品にしてはコメディ色多し…と思ったらこういうオチでしたか。

  • BECHA☆

    演劇関係の仕事をしているウォルター夫妻の娘、グレイシーはシーショーの街のロイヤルシアターを復活させるのが夢だった。廃墟に近づきつつあるロイヤルシアターには幽霊たちが棲んでいた。彼ら・彼女らの思い出とロイヤルシアターの復活に奔走する一家の日々が歴史と共に語られる。あちらの幽霊は害をなさない。ただそこにいて共存する。

  • みなみ

    児童書を図書館で借りてきました。ある街の劇場に住み着いた幽霊たち。幽霊は不運な人生で無念を抱きながら死んでいった人たちであり、彼らは次々と自らの人生を語っていく。波に飲まれた若い女性、病気で亡くなった子ども……過去に閉じ込められたままの彼ら彼女らは情緒を抱えたままだ。街の時代の移り変わりが幽霊たちによって語られる。ロイヤルシアターを和気あいあいと再建!みたいな話かと想像していたので、思っていたのとはちょっと違った(笑)が、物語じたいは希望の持てるハッピーエンドで良かった。

  • ひなた*ぼっこ

    久しぶりに翻訳された児童書を読んだ。幽霊たちが巣くうロイヤルシアターに幽霊の姿が見える少女グレイシーが現れて、というわくわくする冒頭から始まる物語。翻訳書ならではのテンポと幽霊たちの時代が交錯するストーリー展開で読みづらくもあるが不思議な感じを楽しんだ。

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