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アメリカはいかに日本を追いつめてしまったか 日米開戦の今日的分析(仮)

ジェフリー レコード

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794220158
ISBN 10 : 4794220154
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ルーズベルト外交の失敗が、日本に戦争を決断させた。2009年に発表された米陸軍のオフィシャル・レポートに詳細な解説を付し、真珠湾攻撃に帰着した日米外交の真実に迫る。新視点による瞠目の「太平洋戦争開戦史」。

目次 : 序章 日米開戦のプロセスを検証する/ 1章 真珠湾攻撃とは何だったのか/ 2章 日本の侵略とアメリカの反応―一九三七‐一九四一年/ 3章 日本の判断の基礎となった仮定/ 4章 日本の決断/ 5章 失敗したルーズベルトの日本牽制/ 6章 経済的な締めつけの代償/ 終章 汲みとるべき七つの教訓

【著者紹介】
ジェフリー レコード : 米国における国防政策の専門家。米空軍大学教官。ベトナム戦争ではメコンデルタ地区における和平工作顧問として活躍、その後ロックフェラー財団の援助を受け、ブルッキングス研究所で外交政策を学ぶ。外交政策研究所およびハドソン研究所のシニア研究員、BDMインターナショナル社でも勤務。サム・ナン上院議員、ロイド・ベンツェン上院議員の立法アシスタントを経て、上院軍事委員会専門委員を務める。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で博士号を取得

渡辺惣樹 : 日本近現代史研究家。1954年生まれ。静岡県下田市出身。77年、東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。近年は米英史料を広く渉猟し、日本開国いらいの日米関係を新たな視点でとらえた著作を上梓、注目を集める。『日米衝突の萌芽1898‐1918』で第22回山本七平賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 勝浩1958

    日本よりもアメリカの方が相手のことに無知でありすぎたために、全面的な対日禁輸が、日本をあのとんでもない開戦の意思決定へと追い込んでしまうなどとは、ルーズベルト政権内部では考えもしなかったようである。これに懲りた結果、今回の北朝鮮への制裁としては、石油の禁輸は見送ったのであろうか。アメリカはまだ北朝鮮について分かっていないことの方が多いのだろう。

  • 中年サラリーマン

    米国軍人論文の翻訳本。米国も望んでなかった日本との戦争は大統領ルーズベルトの外交戦略の失敗であると説く。当時米国の敵はドイツであり、ドイツはソ連とひと悶着起こそうとしていた。ソ連の脅威に対抗しようと日本が満州に展開していた。米国はパワーバランスの関係と東アジアは当時の米国の重要拠点ではないことから経済封鎖にとどめておくべく石油その他鉱物資源の全面禁輸を行い日本に中国満州撤退を要求する。しかし、明治以降人口過剰な日本は漸く自活できる経済圏を放棄し米国の植民地になるか戦争かの選択に等しい宣告だった。

  • 芸術家くーまん843

    2009年発表された国防政策の専門家空軍大学教官の著者の陸軍戦略研究所レポート。現代においてアメリカは経済制裁という手段で敵国に圧力をかけている。日本人はアメリカを攻撃すれば破滅することがわかっていた。日本が真珠湾を攻撃せずオランダ領インドネシアの石油だけを狙っていればアメリカは参戦することができなかった。参戦するためどうしても日本がアメリカに直接攻撃しなくてはならなかった。どうして最悪の選択を日本が選ぶことになったのか?挑発に乗ってしまった日本の歴史をしっかり覚えておく必要があると思う一冊。

  • coolflat

    個人的には米国の対日参戦のために日本に真珠湾攻撃をさせたというルーズベルトの陰謀説はとらない。“米国が経済制裁で90%の石油供給を止め、貿易の3分の2までに及ぶを与えた事が真珠湾攻撃の直接の原因である”と書かれているが、陰謀ではなく結果的に日本を追い込みすぎてしまったために、日本に戦争を決意させてしまったのが真相だと思う。それにしても英米ではなくオランダにだけ宣戦布告するという視点は面白い。本書でも指摘されているが、日本が真珠湾攻撃をしなければ米国は対日参戦をやりにくかったのは紛れもない事実であろうから。

  • 備忘録

    なぜ私達はあんな戦争をしてしまったのだろう。そう日本側が悔やんでいるのはよく聞きますが、米国側からそのような意見が出ているのは新鮮でした。考えてみればあの戦争で米国が支払った代償はあまりにも大きい。多大な戦死者と、世界の半分の共産化。そんなものは望んでいなかった筈なのに。本書では両国が互いの国民性に対するあまりの無知、人種的優越感から判断力を鈍らせ、最悪のシナリオへと突き進んだ可能性が指摘されています。日米ともに、強気な牽制を行えば、敵は軟弱な人種であるから戦意がくじけるだろう、と楽観視していたのですね。

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