Product Details
ISBN 10 : 4772416390
Content Description
なぜ精神医学だけがかくも長く疑惑と批判にさらされ、「医学の異端児」とされてきたのか―?英雄と詐欺師たちが繰り広げてきたダークヒストリーを超え、DSM‐5の誕生とともに救済の科学へ至る精神医学の軌跡を素描する。アメリカ精神医学界の最重鎮が肉声で語る、光と闇に彩られた真実の物語。
目次 : 序章 エレナに何が起きたのか?/ 1 診断をめぐる物語(医学界ののけ者―メスメリスト、エイリアニスト、精神分析家/ 迷走の時代へ―シュリンクの台頭/ 精神疾患とは何か?―診断名のるつぼ/ レンブラント・ゴヤ・ゴッホを破り棄てる―精神医学を救った反フロイト派)/ 2 治療の物語(苦肉の策―発熱療法、昏睡療法、ロボトミー/ 母さんの小さな助っ人―待望の薬の登場)/ 3 生まれ変わった精神医学(孤立から脱して―脳革命/ 兵士の心臓―心的外傷の謎/ 多元主義の勝利―DSM‐5/ 汚名の終焉―精神医学の未来)
【著者紹介】
ジェフリー・A・リーバーマン : 医師。三〇年以上にわたる職業生活において、患者のケアおよび精神疾患の性質と治療の研究を行ってきた。コロンビア大学医学部の「ローレンス・C・コルブ教授職」をもち、精神医学科長を務め、ニューヨーク州立精神医学研究所の所長でもある。また、コロンビア大学精神医学科の「統合失調症研究のためのリーバー教授職」も有し、ニューヨーク・プレスビテリアン病院コロンビア大学医療センターの精神科医長でもある。リーバーマンの活動は、精神病性障害の歴史と治療に関する知識を発展させ、現在のケア水準のほか、統合失調症の新しい治療薬開発と、早期発見・予防の斬新な戦略開発に大いに役立った。多くの栄誉や賞を贈られており、脳行動研究財団からはリーバー賞を、アメリカ精神医学会からはアドルフ・マイヤー賞を、米国精神科学会議からはスタンリー・R・ディーン統合失調症研究賞を、全米精神疾患患者家族会からは研究賞を、国際神経精神薬理学会からは神経科学賞を受けている。アメリカ精神医学会の元会長で、現在は数多くの科学者団体に属し、二〇〇〇年には全米科学アカデミー医学研究所会員に選ばれた。ニューヨーク市に住んでいる
宮本聖也 : 1965年広島県に生まれる。1990年山口大学医学部卒業。1990年聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室入局。1998〜2001年ノースカロライナ大学チャペルヒル校精神科留学。2001〜2002年医療法人財団新六会大富士病院副院長。2004年聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室講師。2008年聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室准教授、聖マリアンナ医科大学病院統合失調症治療センターセンター長。2017年〜社会福祉法人桜ヶ丘社会事業協会桜ヶ丘記念病院勤務
柳沢圭子 : 翻訳業。上智大学外国語学部英語学科卒業。主要訳書『自殺で遺された人たちのサポートガイド―苦しみを分かち合う癒やしの方法』(明石書店)、『アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク』(明石書店)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
GASHOW
読了日:2020/06/29
春風
読了日:2018/08/17
くろねこ
読了日:2019/08/18
Kobajun
読了日:2019/09/20
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

