言葉人形 ジェフリー・フォード短篇傑作選 海外文学セレクション

ジェフリー・フォード

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488016678
ISBN 10 : 4488016677
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
334p;20

内容詳細

かつて、野良仕事に駆り出される子どもたちのために用意された架空の友人、言葉人形。それはある恐ろしい出来事から廃れ、今ではこの小さな博物館にのみ名残を留めている―表題作ほか、大学都市の展望台で孤独に光の研究に励む科学者の実験台として連れてこられた少女の運命を綴る「理性の夢」、世界から見捨てられた者たちが身を寄せる幻影の王国が、王妃の死から儚く崩壊してゆく「レバラータ宮殿にて」など、世界幻想文学大賞、シャーリイ・ジャクスン賞、ネビュラ賞、アメリカ探偵作家クラブ賞など数々の賞の受賞歴を誇る、現代幻想小説の巨匠の真骨頂ともいうべき十三篇を収録。

【著者紹介】
ジェフリー・フォード : 1955年ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校で創作を学ぶ。現在はオハイオ州に在住

谷垣暁美 : 翻訳家。1955年生まれ。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    1つ目の短編「創造」で頭も心もガツンと揺さぶられた。それは3つ目の「熱帯の一夜」まで続いた。が、その後は期待しながらも、イヤミス的収束があまり好きになれず。しかし、13の短編のうち3つがこれ程良ければ、元が取れている。特に「創造」は絶品だった。不安な中に愛が溢れていた。そして無骨な父親がとてもいい。「熱帯…」も父親の大きさと優しさが心に残る。その2作は、どちらも終盤まで主人公は女性だと思い込んでいたので、男だとわかってびっくりしたという共通項も。「創造」は、次は誰かに朗読してもらって味わいたいな

  • 紅はこべ さん

    巻末の著作リストを見て、翻訳された長編は全部読んでいたことに気づいた。ジャスパーと並んで好きなフォード。現実の世界に異物が入り込んでくるパターンと、元々架空世界設定と。前者では、作家の誕生を描く「ファンタジー作家の助手」呪いの「〈熱帯〉の一夜」表題作が好き。後者では「夢見る風」「珊瑚の心臓」「レパラータ宮殿にて」が特に良かった。「レパラータ」の蛾の破壊力には圧倒された。とにかく全編外れなかった。今度は長編が読みたいな。

  • KAZOO さん

    お気に入りさんの感想を読み手に取ってみました。この作家は初めてなのですが長編小説を主に書かれていて根強い人気があるようです。短編小説とはいうもののあっさりした感じではなくそれぞれが長編小説になりそうな構想になっている気がしました。もう少し怖い感じを与えてくれるかとおもいきや若干肩透かしの感じがあります。ジョナサン・キャロルの方が怖いですね。表題作が一番印象に残りました。

  • mii22. さん

    幻想小説をこよなく愛する人にとってため息の出るうっとりする短篇集であろう。最初の「創造」「〈熱帯〉の一夜」は読み終えてしばし次ぎに進めないほど物語の世界に取り込まれ夢中になったのだが、読むタイミングが悪かったのかも知れない。あとはあまり心を奪われることなくさらりと読み終えてしまった。溢れる想像力は素晴らしいと思ったが、私にはあまり合わなかったようだ。

  • かりさ さん

    私の拠り所である幻想文学の理想。美しい幻夢のきらめきに包まれ光あふれる色彩豊かな世界。奇妙で不思議だけどそれぞれの物語に息づく人生の確かさ。フォードの目眩く言葉の魔法に何時までも解かれることなく漂っていたい。忙しない日々の中私の心の癒しは本の世界であり、それがたとえほんの一時でも扉を開けば現実から幻想の夢の世界へ誘われ心地よく陶酔出来ます。フォードの『言葉人形』は日常の喧騒から密かに隠れる場所を与えてくれました。読み終えてゆき去るのは名残惜しく、もう少し此処にいようと思います。

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