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ISBN 10 : 4896942825
Content Description
歴史の中の教皇―その実像に迫る。教皇権を「本質的には中世ヨーロッパで生まれた」ものと喝破し、西欧中世の実社会の動向の中に、その興隆と衰退の実態を見定め、物語性豊かに描き出した名著。歴史の靄に包まれた「ヴァティカン以前」の教皇と教皇庁の本質を鮮やかに炙りだす。訳註や巻末の教皇一覧を増補した待望の新版。図版多数。
目次 : 序 中世の教皇権/ 第1章 始まり(ローマ司教/ ローマ帝国下の教皇権/ 教皇権の解放)/ 第2章 中世教皇権の勃興(教皇権とフランク人/ 西欧人とローマ皇帝権と教皇権)/ 第3章 改革の時代(改革運動の始まり/ グレゴリウス七世と叙任権闘争/ 教皇政府の発展/ 十二世紀の教皇たち)/ 第4章 教皇君主制(中世教皇権の危機/ 教皇の「バビロン捕囚」/ 大シスマ(教会大分裂))/ 第5章 新時代の幕開け
【著者紹介】
ジェフリー・バラクロウ : バラクラフとも。1908‐1984。イギリスの歴史家。オクスフォード大学、ミュンヘン大学に学ぶ。リヴァプール大学(中世史)、ロンドン大学(国際関係史)、カリフォルニア大学(歴史学)、ブランダイス大学(歴史学)などで教鞭をとり、1970年よりR.W.サザーンの後任として、オクスフォード大学チチリ講座担当教授となる。ドイツ中世史・現代の国際関係史を専門としたが、研究のかたわら一般読者に向けて新聞・雑誌などにも精力的に寄稿
藤崎衛 : 1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。同研究科助教授、茨城大学教育学部准教授を経て、上智大学文学部准教授。西洋中世史専攻。特にローマ教皇庁の制度や文化を研究対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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塩崎ツトム
読了日:2025/10/02
Go Extreme
読了日:2021/04/08
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