ジェニファー・アッカーマン

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かぜの科学 ハヤカワ文庫

ジェニファー・アッカーマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504212
ISBN 10 : 4150504210
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちが一生涯に風邪をひく回数は、なんと平均200回。これだけ身近な病なのに、いまだにワクチンもなければ特効薬もない。それはなぜ?そもそも風邪って何?かかったらどうしたらいいの?自ら罹患実験に挑んだサイエンスライターが最新の知見を用いて風邪の正体に迫り、古今東西の民間療法や市販薬の効果のほどを明らかにする。私たちはいかに風邪を誤解してきたか。これまでの常識を覆す、まったく新しい風邪読本。

目次 : 序 風邪の赤裸々な真実/ 第1章 風邪をもとめて/ 第2章 風邪はどれほどうつりやすいか/ 第3章 黴菌/ 第4章 大荒れ/ 第5章 土壌/ 第6章 殺人風邪/ 第7章 風邪を殺すには/ 第8章 ひかぬが勝ち/ 第9章 風邪を擁護する/ 付録 風邪の慰みに

【著者紹介】
ジェニファー・アッカーマン : “ナショナル・ジオグラフィック”、“ニューヨーク・タイムズ”、“サイエンティフィック・アメリカン”などに寄稿するサイエンスライター

鍛原多恵子 : 翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zoe

    ライノウイルスをゴルフボールに例えると、我々の体は、北米大陸の東海岸から西海岸。緑の鼻水は、好中球の鉄含有酵素の色。ゼンメルワイスの手洗い奨励。手洗いを進んでするとき、不潔さを訴えられると行動する。女性の手の方が、男性の手より細菌が多く住み着いている(なぜ?)。ウイルスや細菌は、自分が繁栄するためには、宿主の人間を殺してはいけない。付録に、風邪をひいたときに読む本がセレクトされております。そうして、風邪をひくたび、我々は少し賢くなるらしいです。

  • わたなべよしお

     風邪についてはなんとなく知っているつもりでいたが、この本で知らされた事実には、ちょっと驚いた。結局、風邪を完全に予防、もしくは完璧に治療することはできない。また、風邪ウイルスを根絶してしまうことがよいことなのか、についても分からない。それでも、この本は読む価値がある。

  • 赤い熊熊

    ご無沙汰しております。ゲームにはまり読書ご滞ってました。さてさて、「かぜの科学」です。コロナ禍だから読む人は多いかなと思ってたら、そんなにでもないようでした。ほとんどがライノウィルスについて書かれてますが、おおよそではコロナウィルスも大きく違いはないかなと思いす。敢えて風邪と言いますが、風邪を正しく警戒して適切に対処することが必要かと思います。そのためにも風邪や感染症、免疫機構について一定の科学リテラシーを持つことが大事。そういう意味で、難しいすぎず、よく書かれた本だと思います。

  • りょう

    誰もがかかる風邪。風邪の治療法には誰しも一家言持っていると思うけど(アレやコレを食べればいいとかこの薬がよく効くとか)、そもそも風邪ってなんなの?私は全く知らなかったのだけれども、風邪の原因はウイルスで、風邪の症状に"関与"しているのは、なんと少なくとも200種類以上。"関与"としたのは、風邪の症状を引き起こしているのはウイルスではなく、ウイルスが身体に侵入したことによる免疫の反応なのである。

  • kenitirokikuti

    再読、のはず。風邪の原因ウイルスには、新型じゃない従来のコロナウイルスもある。マスクの効用を本書でも確認。やっぱ飛沫を浴びたり吸い込んじゃうというのは勘違いのようで、鼻水の方が地味に確実に接触で伝わっていくという実験結果。くしゃみで飛ぶ唾液は喉の奥と接しないのでウイルスは混じりにくい。いかにも「濃厚接触」という語感のキスだって、ディープなやつでも全然浅いそうな。もっともダメなのは鼻ほじり。細かいとこまでよく手洗いし、ちゃんと乾かすこと。

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