ジェシー・アンドリューズ

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ぼくとあいつと瀕死の彼女

ジェシー・アンドリューズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591152744
ISBN 10 : 459115274X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

グレッグは幼なじみのアールと名作のパロディ映画を作るのが趣味というさえない17歳。同級生のレイチェルが白血病になったことを母親から知らされ、アールとともに彼女を訪ねるようになったグレッグは、次第に彼女と心を通わせていく。病状が悪化する中で、グレッグとアールは彼女のために映画を作ろうとするのだが…。

【著者紹介】
ジェス・アンドルーズ : 1982年、ペンシルヴェニア州ピッツバーグ生まれ。小説家、脚本家。ハーバード大学を卒業後、旅行ライター、ツアーガイド、ドイツのユースホステルの受付などの職業を経て、『ぼくとあいつと瀕死の彼女』で小説家としてデビュー。映画化の際には脚本を担当。映画は2015年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した

金原瑞人 : 1954年、岡山県生まれ。法政大学教授、翻訳家。児童書やYA作品のほか、一般書、ノンフィクションなど翻訳書は500点以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • seacalf

    けっこうハチャメチャでくだけた文章。そして、どうしようもないくらいへっぽこで不器用な主人公。「道徳的なコンパスを持っていない」と自己評価してるけど当意即妙。だけど綺麗事を一切抜いて本音で語ってくれるのでたまにドキッとする。心の奥底に隠してる渇いた感情を浮き彫りにされた気分になる。訳者のあとがきにあるように『さよならを待つふたりのために』とはまさに真逆。だけど善意ある行動の権化である母親との対比で考えると中々に面白い。ちょい待ち、映画版は『(500日)のサマー』を作ったチームだって?面白いに決まってる。

  • わっぱっぱ

    アメリカ発YA。風変わりでナイーブで、そしてさわやかな「さよなら」の物語。ハイスクール生活、マニア映画のパロディ制作に熱中する少年二人と、白血病の少女。と聞けば大方が想起するイメージを、気持ちよく裏切ってくれる。自虐的で不器用な主人公の言動はいつでも痛いし冴えないし、親友アールを取り巻く環境やレイチェルの病状もシビアだ。心の通わせ方も実にもどかしい。そこに何とも真っすぐな清々しさ切なさを感じる。常套的な恋愛ものや感動ものではない、しかし確かにある青春の輝きが眩しい。

  • tellme0112

    読みにくかった。このテンション合いませんでした。冷蔵庫の取説読んだ方が確かに有意義な時間が過ごせるかもってところは正しそうな気がする。ネタバレでいい、誰かこの結末を教えてくれと思いながら読む。間に挟む本音トークがおもしろいのと、最低な学校生活を送る子には励ましになるかもな。息子の行動に干渉しすぎるのはやめよう。息子が高校生になったら再読したい

  • timeturner

    原書で一度読んでるのに、また笑って、また泣いた。レイチェルはいい子だし、アールはかっこいいし、グレッグはかっこ悪い。かっこ悪さを受け入れたところから本物の人生が始まる。

  • みずけろ

    最初こんなリアル高校生っぽい文章なんて読めるかな?と思ったけど結局は一気読み。タイトル通り同級生の女の子が瀕死に際し、そのそばにいることになったグレッグと親友アールの物語。いうなればグレッグは中二病の高校生。自意識過剰で自分を取り繕うためにジョークを飛ばし、言葉を間違えて後悔する。分かりすぎるよその感じ。女の子の病気も友人の生活環境も、そばで見ているけど実感できない。瀕死の彼女と恋に落ちるわけでもなくドラマチックな事が起きるわけでもない。けれど、これが生きるってことなんだなと妙に深く感じ入ってしまった。

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