ジェイムズ・ラヴグローヴ

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シャーロック・ホームズとシャドウェルの影 ハヤカワ文庫

ジェイムズ・ラヴグローヴ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150206154
ISBN 10 : 4150206155
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

ある日突然H・P・ラヴクラフトが血縁であることを知らされた作家ラヴグローヴ。彼はラヴクラフトが保管していたジョン・ワトスン博士による秘められた原稿を託される―1880年ロンドン、ワトスンはひょんなことから怪事件を追う探偵ホームズと出会う。事件の背後にいるのはクトゥルーの古き神々!ふたりは深淵へと足を踏み入れる。ホームズ物語とクトゥルー神話を大胆にマッシュアップした前代未聞のパスティーシュ。

【著者紹介】
ジェイムズ・ラヴグローヴ : 1965年、英国イースト・サセックス州生まれ。オックスフォード大学で文学を専攻した。大学時代から小説を書きはじめ、1990年に最初の長篇The Hopeを刊行。二作目の長篇Daysは1998年のアーサー・C・クラーク賞にノミネートされ、長篇United Kingdomは2004年のジョン・W・キャンベル記念賞にノミネートされた。短篇では「月をぼくのポケットに」(1999年、『ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選』収録、ハヤカワ文庫SF)で2011年の日本の星雲賞を受賞。その後はミリタリーSFからホームズ・パスティーシュまで、活躍の幅を広げている。ほか、ジェイ・エイモリー名義で長篇ファンタジーの著作がある

日暮雅通 : 1954年生、青山学院大学理工学部卒、英米文芸・ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    ホームズを他の作家の世界観で活躍させるパスティーシュは珍しくないが、非論理の極致であるクトゥルー神話に結びつけたアイデアが秀逸。あまりにホームズ物語が有名なので、パスティーシュを読む際には「この作品はどうやって騙してくれるのか」とワクワクするが、本書は十分合格水準にある。マイクロフトやモリアーティらも抜かりなく登場させ、正典のエピソードや矛盾点にラヴクラフト風の旧支配者との闘いも取り入れて「シリーズの裏にはこんな世界があった」と思わず納得させられてしまう。さらに巨大な怪異との対決を予感させる続編が楽しみ。

  • sin

    別にクトゥルーをホームズで語らなくても…と云う方も居られるだろうがどうしてなかなか良くできている。特にホームズ本編で突如現れて彼を道連れに消え去ったモリアーティの存在が如何にホームズに関わっていたかがこれによって明らかにされた処に感心した。自分としては大袈裟な犯罪王と云う肩書きよりオカルトに取り憑かれた教授と云う役割の方が腑に落ちる。そのモリアーティと本編では勿体ぶって斜に構えたホームズが全力で闘う様が興味深い。「神とは、愛情の表現として私たちを創りたもうた、慈悲深い全能の存在などではない。」至言である。

  • yukaring

    シャーロック・ホームズがクトゥルーの神々と戦うオカルティックなパスティーシュ。あの論理と理性の申し子ホームズが"この世ならぬもの"と戦う大胆なアレンジが興味深い。ラヴクラフトが保管していたというワトソン博士の秘密の原稿。そこにはワトソンが公開しなかったある衝撃の事件が記されていた。怪事件を追うホームズと偶然それに関わることになったワトソン。調べるごとに奇怪な事件の背後にはクトゥルーの古き神々の存在とあの人物。深淵に足を踏み入れた2人が見たものは・・。マイクロフトやグレグスン警部も登場する雰囲気満点の物語。

  • ひさか

    2022年8月ハヤカワFT文庫刊。シリーズ1作目。クトゥルーとシャーロック、ワトスン、モリアーティが登場する魔界ストーリー。従軍中に魔界の者達と戦ったワトスンや魔導書を使いこなすホームズという設定はわくわくものだが、展開がステレオタイプでおそろしく退屈。そして話は次巻へ持越しとなる。うーむ手ごわい。

  • Kepeta

    ホームズxクトゥルフという、双方のファンであれば誰もが思いつくであろう大ネタをストレートに実現した一冊。ストレート過ぎて捻りがなく、マニアでなくても問題ない程度の敷居の低さは少々物足りない。ホームズをクトゥルフ世界に放り込むのではなく、ホームズ世界にクトゥルフネタを持ってくるという仕立てなので、それも仕方ないか。全体にヤングアダルト向けっぽい雰囲気。三部作のようだけど続きは翻訳されるかな?正直あまり続きが気にならない...

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