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ヒロシマめざしてのそのそと

ジェイムズ・モロウ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801947023
ISBN 10 : 4801947026
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

米国海軍、怪獣映画を制作す!?第2次世界大戦中、アメリカ海軍は火を吹くトカゲを開発。ところが、トカゲたちが制御不能と判明したため、着ぐるみが街を破壊するのを日本の使節団に見せようとするが…。荒唐無稽でありながら、人類への愛に満ち溢れた傑作。

【著者紹介】
ジェイムズ・モロウ : 1947年、フィラデルフィア生まれ。メディアや教育関係の仕事をしたのちに、1981年にThe Wine of Violenceでデビュー。風刺と宗教というテーマを含んだ作品が多く、いずれも高い評価を受けている。1988年に「おとなの聖書物語 第17話 ノアの箱舟」でネビュラ賞短篇小説部門、1991年にOnly Begotten Daughtで世界幻想文学大賞、1995年にTowing Jehovahで世界幻想文学大賞、本書でシオドア・スタージョン記念賞を受賞している

内田昌之 : 1961年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さぜん

    1945年アメリカ陸軍のマンハッタン計画の裏で、海軍はある極秘計画を進めていた。火を吹く大トカゲを生物兵器として生み出し、日本に降伏を迫るというものだ。しかし、コントロール不能な生物ではその脅威を日本使節団に見せられない。そこで精巧な着ぐるみを実績のある俳優に着せ、本物さながらにセットの中で暴れさせビビらせようとする。想像するはゴジラ映画。荒唐無稽な物語と思いきや、終盤になりこれが成功していたら原爆は回避できたのではと思うようになる。意外に考えさせられる物語だった。#Netgalley

  • 塩崎ツトム

    スペクタクルは、現実の戦禍を、そして大量虐殺を阻止できるのか?と問われれば、一フィクション屋の端くれとしては沈黙に徹するしかない。戦争を煽るプロパガンダが成功した例なら容易に挙げられるが、では、戦争と虐殺を回避できたプロパガンダは?生の尊さ、生きる喜びを描く物語は文字通り「きれいごと」として白けた目で見られ、タナトスに身を委ねるネクロフィリアは「リアリズム」と言われる。……しかし、きれいごとを拒絶した人類は、もはや単なるけだものに――それこそ怪獣に過ぎなくなるのではないか?

  • Nao Funasoko

    1940年代、軍からの特殊任務を依頼されたモンスター映画のスーツアクター、シムズ・ソーリーが後年、回顧録(遺書)を綴る形で物語はのそのそと進む。現代ターンと回顧ターンの切り替え部分があいまいなのとマニアックすぎるネタが多いせいか理解しずらい面もあったが、特撮小説にこんな切り口もあったのかと、のそのそと読了。 終段においては、核兵器への強いアンチメッセージや被爆者に対する想いもきちんと書かれており善し。

  • 📖®書店員🍵

    ゲラ読み 怪獣が存在する世界。第二次世界大戦の最中、米国海軍が怪獣映画を制作!?特撮好きには絶対に刺さる……! 実際に怪獣が存在する中で怪獣映画を作る、という設定が面白いし、特撮映画をオマージュしていると思われる箇所が多かったりして、面白く読ませていただきました! 前半は結構ハチャメチャというか本物がいる世界で偽物を真剣に造り上げ、それがあってからの後半は結構ずしっとくる展開で、物語としても面白い。 もし原爆ではなかったら……と考えるとどうしようもない哀しさというかやりきれなさを感じてしまった。

  • 19番ホール

    1940年代、怪奇映画のスーツアクターとして名を上げた役者は、怪獣の着ぐるみに入って日本を戦意喪失させる特殊作戦へ巻き込まれていく。設定が面白い!古今の怪奇/怪獣映画をオマージュしたユーモアを仕込みつつ、反核のメッセージを痛烈に伝える。250pと読みやすいボリューム感。

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