ジェイムズ・グリック

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インフォメーション 情報技術の人類史

ジェイムズ・グリック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105064112
ISBN 10 : 4105064118
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

トーキング・ドラムからコンピュータまで、「情報」を操るあらゆる試みを見つめ直し、世界の本質を問い直す―壮大なスケールで描かれた、まったく新しい文明史。英国王立協会ウィントン科学図書賞(2012年)、PEN/E・O・ウィルソン科学文芸賞(2012年)受賞。

目次 : 太鼓は語る(符号が符号ではない場合)/ 言葉の永続性(頭の中に辞書はない)/ ふたつの単語集(書くことの不確実、文字の不整合)/ 歯車仕掛けに思考力を投じる(見よ、恍惚たる算術家を)/ 地球の神経系統(貧弱なる針金数本に何が期待できようか?)/ 新しい電線、新しい論理(「これほど未知数であるものは、ほかにない」)/ 情報理論(「わたしが追求しているのは、ただの平凡な脳だ」)/ 情報的転回(心を築く基礎材料)/ エントロピーと悪魔たち(「ものごとをふるい分けることはできません」)/ 生命を表わす暗号(有機体は卵の中に記されている)/ ミーム・プールへ(あなたはわたしの脳に寄生する)/ 乱雑性とは何か(罪にまみれて)/ 情報とは物理的である(それはビットより生ず)/ 洪水のあとに(バベルの壮大な写真帳)/ 日々の新しき報せ(などなど)/ エピローグ(意味の復帰)

【著者紹介】
ジェイムズ・グリック : 1954年、ニューヨーク市生まれ。著書の『カオス―新しい科学をつくる(Chaos:Making a New Science)』はピューリッツァー賞の、『ファインマンさんの愉快な人生(Genius:The Life and Science of Richard Feynman)』は全米図書賞のそれぞれ最終候補作となった。近著の『ニュートンの海―万物の真理を求めて(Isaac Newton)』もまたピューリッツァー賞の最終選考に進んだ。『インフォメーション―情報技術の人類史』で英国王立協会ウィントン科学図書賞(2012年)、PEN/E・O・ウィルソン科学文芸賞(2012年)受賞

楡井浩一 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 人生ゴルディアス

    てっきり古今存在した情報技術の事例集だろうと思っていたらかなり哲学的な部分にまで踏み込む大作だった。特に、現代では物質の配列などが情報≒意味を持つことは当たり前に感じるが、そもそも「情報」という概念がなかった時代は物理的状態から抽象概念への飛躍が難しかったという。しかもそんな時代はほんの百年足らず前だというのだから。後知恵で見ると、モールス信号などは簡単に作れそうだが、情報という抽象概念を的確にとらえ、別のもので置き換えることに意識的になる必要があった。思わず情報理論の入門書を買ってしまった。

  • konomichi

    前著「カオス」に続く、グリッグ先生による、人類の知的活動を追う一大叙事詩。クロード・シャノンを軸に、「情報」というキーワードで、アフリカ原住民の太鼓のリズムから、ブラックホール、Wikipedia,ドメイン争奪戦まで。いつかは読まないかん、と思いつつ、大物過ぎて避けてきたのをようやく読了。引退したら、もっかい読みます。ってことで、「読まんといかん」本です。

  • monado

    トーキング・ドラムからtwitterまで、一章一章が本一冊分の情報量がある、文系理系を超越した驚くべき情報文化史の集大成。W・J・オング、ライプニッツ、チャイティンといった信頼できる面々が登場するだけで胸熱である。

  • やす

    「情報」についての多角的な総論集。人類史的に、民俗学的に、機械工学的に、言語学的に、通信技術的に、数学的に、論理学的に、物理的に、情報理連的に、サイバネティクス的に、生命科学的に情報とはなんであるかを解説。エントロピーと同じ形式で定式化され物理的存在である情報は現在ではコンピュータ上に集積され、また将来は量子コンピュータによって現実の情報(存在)がそのまま計算されるかもしれない。人類が言葉を発して始まった長い「情報」の歴史は現実をそのまま計算できるところに到達できるのかというお話。

  • わに

    すっごい長かった。濃かったし大変だった。でも読んでよかった…!トーキング・ドラムから再帰的な計算式、モールス信号、チューリングマシン、量子計算機、そしてwikiからのアーカイブ理論!すごい、いろんな思想の洪水。これが「情報技術の人類史」と名付けられたことへの感動を覚える。

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