シルヴィア・ラブグレン

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メロンとスイカの歴史 「食」の図書館

シルヴィア・ラブグレン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562054060
ISBN 10 : 4562054069
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
龍和子 ,  

Content Description

おいしいメロンはその昔、「魅力的だがきわめて危険」とされていた!?アフリカからシルクロードを経てアジア、南北アメリカへ…先史時代から現代までの世界のメロンとスイカの複雑で意外な歴史を追う。図版多数。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。

目次 : 序章 メロンとスイカの多様性/ 第1章 メロンを知ろう/ 第2章 古代のメロンとスイカ/ 第3章 ギリシア・ローマ時代のメロンとスイカ/ 第4章 古代末期と中世のメロンとスイカ/ 第5章 シルクロードのメロンとスイカ/ 第6章 ルネサンス期以降のメロンとスイカ/ 第7章 新世界のメロンとスイカ/ 第8章 危険な果物/ 第9章 民話とゆかいな話/ 第10章 祝祭と芸術/ 第11章 メロンとスイカの現在と未来

【著者紹介】
シルヴィア・ラブグレン : フリーランスライターで料理書の収集家でもある

龍和子 : 北九州市立大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    読みながらスイカ一個を丸ごと割って食べることがなKなったことに気づく。大人だけの住まいが増えたのとゴミの問題もあるのだろう。メロンとスイカの歴史以外にスイカにまつわる文化や芸術、レシピなどで構成されている。すいかのステーキというレシピがあってグリルで焼くそうで味はマグロのような味がするそうで一度食べたみたい。乾燥させて、紐状に編み込んだメロン(カク)というのは中央アジアで作られイチジクのような味わいと強い香り。これも食べてみたい。そして植物学上ではメロンとニガウリは同じ仲間らしい・・・図書館本

  • けぴ

    スイカの起源はアフリカ、メロンの起源はインド。過去の遺跡発掘物や遺伝子解析で特定されたそうです。どちらも暑いところで、さもありなん。本書では瓜科全般もメロンに含んでいるようで、ニガウリまでメロンに含めている?! 料理の記載もあり、スイカのステーキの紹介がされる。見た目、美味しさなさそう。普通に生でスイカ、メロンを食べるのが一番でしょう^_^

  • Kouro-hou

    今日メロンとスイカとキュウリを間違えて買うような事はないだろうが、古文書にメロンとあったときはそれが本当にメロンなのか? キュウリとあってもソイツはヘビウリかもしれない、という事を前半とっぷり語ってくれる。エジプトの壁画にある縞模様の玉を見て、そいつはスイカという者もいれば、この時代にはまだ伝来してない!という者もいて、壁画にボタニカル画を要求するのも無理ゲー。瓜類は種以外が発掘される事は難しく、肝心の種もキュウリとメロンの判別は微妙とか。新大陸発見前後でまた変わるという植物学の基礎を叩き込んでくれる本。

  • くさてる

    先史時代から現代までのメロンとスイカがどんな風に世界に広がり、人々に愛されてきたかということを分かりやすく解説した一冊。カラー図版も美しく楽しめます。日本の四角いスイカやとびきり高級なメロンも紹介されています。個人的にはメロンを乾燥させて紐状にして編み込んだ「カク」という食べ物(干しメロン?)が、とても想像できないものなのに美味しそうで気になりました。

  • シルク

    マルコポーロはペンを走らせ記した。「そこにはあらゆるものがそろっているが、なかでもメロンはこの世で最高のものだ。そこではメロンをぐるぐるとむいてひも状にし、日光のもとで乾燥させたものを保存する。乾くと甘さは蜂蜜以上になり、国中に運び売るのだ。」(p.82)……砂漠を越えた後、アフガニスタン北部、バルフ付近でシルクロードに入った時のことである。……ひも状メロン? 乾燥させるだと? 本書91頁には、この加工したメロンの写真がちゃーんと載っている。乾燥させ、ひも状に編み込んだ(!)メロン――「カク」と呼ばれる。

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