Chamber & Piano Works　: Kupiec, Babinsky(P)Petersen Quartet, Spivakov / Moscow Virtuosi, etc.(4CD)

ショスタコーヴィチ没後50年記念／ピアノ曲と室内楽作品集

弦楽四重奏曲第8番はファシズムと戦争の犠牲者に捧げられた重厚な作品。ここではルドルフ・バルシャイが編曲した室内交響曲版で聴くことができます。作曲者が30代になって初めて取り組んだ弦楽四重奏である第1番や、彼が残した室内楽作品で最もよく演奏されているピアノ五重奏曲も聴きどころ。
　ショスタコーヴィチ自身がショパン・コンクールに出場するほどの優れたピアニストだったので、2曲のピアノ・ソナタに加え『24の前奏曲』（後年の『24の前奏曲とフーガ』とは違った趣の作品）、2台ピアノのための作品なども実に優れた出来栄えとなっています。またユーモラスな『タランテラ』や、息子マキシムのために書かれた遊び心溢れる『コンチェルティーノ』などでは、気難しい印象の強いショスタコーヴィチの明るい面を垣間見ることも。さらに、アルフレート・シュニトケ[1934-1998]によるオマージュ『ドミトリー・ショスタコーヴィチの思い出に捧げる前奏曲』も収録されています。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1（54分）
ショスタコーヴィチ：
1. 室内交響曲 Op.110a（原曲：弦楽四重奏曲第8番、バルシャイ編）
2. ツヴェターエワによる6つの歌 Op.143（L.アウエルバッハ編）
3. 前奏曲とスケルツォ Op.11

シュニトケ：
4. ドミトリー・ショスタコーヴィチの思い出に捧げる前奏曲

　ゾリアナ・クシュプラー（メゾ・ソプラノ：2）
　ペーターゼン四重奏団（2）
　モスクワ・ヴィルトゥオージ（1,3,4）
　ウラディーミル・スピヴァコフ（指揮：1,3,4）

　録音時期：2003年5月15-17日（1,3,4）、2005年11月2-4日（2）
　録音場所：Great Hall of Moscow Conservatory（1,3,4）、Deutschlandradio, Studio, Berlin（2）
　録音方式：ステレオ（デジタル）

Disc2（66分）
1. ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57
2. 弦楽四重奏曲第4番ニ長調 Op.83
3. 弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.49

　エヴァ・クピーク（ピアノ：1）
　ペーターゼン四重奏団

　録音時期：2003年10月20-23日
　録音場所：Bayerischer Rundfunk Studio 2, Munich
　録音方式：ステレオ（デジタル）

Disc3（68分）
1. 2台のピアノのための組曲嬰ヘ短調 Op.6
2. ピアノ・ソナタ第1番 Op.12
3. ピアノ・ソナタ第2番ロ短調 Op.61

　マルガレーテ・バビンスキー（ピアノ）
　ホルガー・ブッシュ（ピアノ：1）

　録音時期：2000年、2005年
　録音場所：Universitat fur Musik & Klavierhaus Stingl, Vienna
　録音方式：ステレオ（デジタル）

Disc4（49分）
1. 2台のピアノのためのコンチェルティーノ Op.94
2. 24の前奏曲 Op.34
3. 大いなる河の歌 Op.95〜ワルツ（2台ピアノ編）
4. ジャズ組曲第1番〜ポルカ（4手ピアノ編）
5. メリー・マーチ ニ長調〜2台ピアノのために
6. タランテッラ〜2台ピアノのために

　マルガレーテ・バビンスキー（ピアノ）
　ホルガー・ブッシュ（ピアノ：1,3-6）

　録音時期：2000年、2005年
　録音場所：Universitat fur Musik & Klavierhaus Stingl, Vienna
　録音方式：ステレオ（デジタル）