CD Import

Piano Concerto.1, Quartet.8: Glemser(P)Achim Fiedler / Fesival Lucerne

Shostakovich

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OC561
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ルツェルン祝祭弦楽合奏団/ショスタコーヴィチ

アヒム・フィードラー&ルツェルン祝祭弦楽合奏団による4枚目のアルバムは、ショスタコーヴィチの作品集。ここに収録された作品は、ショスタコーヴィチの中でも対極的内容を持つ曲です。
 協奏曲は1933年の習作でありながら、西ヨーロッパの音楽と融合され、憂うつ、パロディー、悲しみ、茶番劇、そしてバロック様式などを織り込んだ斬新な音楽。ショスタコーヴィチは「私は洗練されたリスナーのためでなく、単なる愉快な音楽を作曲したかった作品」とも述べていました。
 逆に弦楽四重奏曲第8番は、1960年やむえず共産党に加わった年の旅行先スイスで、わずか3日で書かれたもので、「ファシズムと戦争の犠牲者」に捧げられた作品。自作品を引用し、権力と戦争に苦しめられた半生を物語る自伝的作品の色が濃いものです。
 ここではバウムガルトナーが編曲した版で演奏されています。この編曲についてバウムガルトナー自身「この合奏団のために、コントラバス・パートを加えて、出来る限り弦楽四重奏そのままを再現したかった。しかしそれはたやすいように見えながら、非常に困難を要した。単純にオクターヴを入れ替えただけでも、別の曲になってしまうのだ。この曲の偉大さは素晴らしく、この編曲の重大さを感じた」と語っています。
 ピアノのグレムザーは、1962年ドイツ生まれで、17以上の国際コンクールに入賞した名手。多くの評論家から絶賛されている彼は、世界各地の主要音楽祭にも出演、幅広いレパートリーを持ち、技巧的作品を得意とし、ナクソスにも多数録音。2003年6月には、ドイツ連邦共和国大統領より最高の栄誉である功労十字章を授与されています。彼の演奏は、明晰に分析された技巧で、情熱ある緊迫感が壮大に展開されています。
 そして今や、アバド率いる新生ルツェルン祝祭管の「顔」とも言える名手ラインホルド・フリードリヒ。その彼が独奏を務めるのですから、いやがおうにも期待は高まります。
ショスタコーヴィチ:
・ピアノ、弦楽とトランペットのための協奏曲ハ短調 Op.35
・弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
(ルドルフ・バウムガルトナー編曲による弦楽合奏版)
・24の前奏曲とフーガ〜前奏曲第1番(原曲ピアノ版)
・24の前奏曲とフーガ〜前奏曲第1番(バウムガルトナー編曲による弦楽合奏版)

 ベルンド・グレムザー(p)
 ラインホルド・フリードリヒ(Tp)

 ルツェルン祝祭弦楽合奏団
アヒム・フィードラー(指揮)

 録音:2005年10月11-14日 スイス、シュタルデン・ガブリエル・トーンスタジオ

Track List   

  • 01. Friedrich, Reinhold - Konzert Fuer Klavier Und Orc
  • 02. 1. Allegro Moderato
  • 03. 2. Lento
  • 04. 3. Moderato
  • 05. 4. Allegro Con Brio
  • 06. Glemser, Bernd - Praeludien Und Fugen Op. 87 Nr. 1
  • 07. Nr. 1 C-dur
  • 08. Fiedler, Achim - Streichquartett Nr. 8 C-moll Op.
  • 09. 1. Largo
  • 10. 2. Allegro Molto
  • 11. 3. Allegretto
  • 12. 4. Largo
  • 13. 5. Largo
  • 14. Fiedler, Achim - Praeludien Und Fugen Op. 87 Nr. 1
  • 15. Nr. 1 C-dur

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
バルシャイ版の室内交響曲として聴く機会が...

投稿日:2011/08/02 (火)

バルシャイ版の室内交響曲として聴く機会が多いSQ8番だが、バルシャイ版は4重奏にサブウーハーを付け足した印象を免れなかった。しかし、このパウムガルトナー版は、5重奏としての一体感が強く、より求心的に音楽に迫ることができた。機知に富んだグレムザーのピアノも素晴らしい。プレリュードをピアノ版とオケ版で聴かせるアイデアもお見事!

馬羅 さん | 愛知県 | 不明

1

Recommend Items