Shostakovich Cello Concerto No.2, Cello Sonata, Britten Cello Sonata : Sheku Kanneh-Mason(Vc)John Wilson / Sinfonia of London, Isata Kanneh-Mason(P)(UHQCD)

世界が注目する若手チェリストが紡ぐ、20世紀チェロ音楽の名作たち

【UHQCD】【グリーン・カラー・レーベルコート】
ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番をはじめ、同作曲家とブリテンによる2つのチェロ・ソナタを収録。指揮はジョン・ウィルソン、共演はシンフォニア・オブ・ロンドン。さらに室内楽には姉イサタ・カネー＝メイソンが参加しています。
　本作は、20世紀を代表するチェリスト、ロストロポーヴィチへの深い敬意を込めたものであり、彼の音楽と精神に触発されてきたシェクが、今の自分の表現で応える渾身のアルバム。ロストロポーヴィチに捧げられたショスタコーヴィチとブリテンの作品を軸に、師弟を超えた精神的な対話が浮かび上がる構成となっています。
　ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番について、シェクは「この中には、音楽でもっとも美しく甘美な瞬間、そして最も暗く絶望的な瞬間が共存しています。これらが一つの作品に詰め込まれていることに、強い力を感じます」と語っています。（メーカー資料より）

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ：チェロ協奏曲第2番ト長調 Op.126

　シェク・カネー＝メイソン（チェロ）
　シンフォニア・オブ・ロンドン
　ジョン・ウィルソン（指揮）

　録音時期：2024年10月17日
　録音場所：ロンドン、キルバーン、オーガスティン教会
　録音方式：ステレオ（デジタル）

● ブリテン：チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
● ショスタコーヴィチ：チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40

　シェク・カネー＝メイソン（チェロ）
　イサタ・カネー＝メイソン（ピアノ）

　録音時期：2024年11月2-4日
　録音場所：サフォーク、スネイプ、モルティングス・コンサート・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル）

【シェク・カネー＝メイソン　Sheku Kanneh-Mason】
クラシック音楽界で最も輝く若手スターのひとり、シェク・カネー＝メイソンは、2018年5月にウィンザー城で行われたサセックス公爵夫妻の結婚式で演奏し、世界中でその名を広めました。このパフォーマンスは、世界で約20億人が視聴し、各国で大きな話題を呼びました。
2016年の「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」で優勝したシェクは、すでに世界中の主要なオーケストラやコンサート・ホールから引く手あまたの存在です。2018年1月にはデッカ・クラシックスからデビュー・アルバム『Inspiration』をリリースし、バーミンガム市交響楽団およびミルガ・グラジニーテ＝ティーラとの共演によるショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を収録。アルバムはイギリスの公式アルバム・チャートで18位、クラシック・チャートでは1位を獲得するという快挙を達成しました。
アルバムにはショスタコーヴィチ、オッフェンバック、カザルス、サン＝サーンスの小品に加え、シェク自身が編曲したボブ・マーリーの『ノー・ウーマン・ノー・クライ』も収録され、このアレンジはSNSで大きな話題となり、Spotifyでは初月で100万回再生を突破しました。
シェクはクラシック音楽をより多くの人々に届けることに情熱を持ち、ロンドン・ミュージック・マスターズの初代ジュニア・アンバサダーを務めています。2018〜19年にはロイヤル・リヴァプール・フィルの「ヤング・アーティスト・イン・レジデンス」として教育プログラムにも参加し、リヴァプールで数回の公演を行いました。
2018年2月には、ロイヤル・アルバート・ホールで開催された英国アカデミー賞（BAFTA）の授賞式で「Evening of Roses」を演奏し、6人きょうだいのうち4人と共演。2017年に演奏したレナード・コーエンの『ハレルヤ』が大きな反響を呼び、YouTubeでバイラルになったことを受けて、2年連続での出演となりました。
熱心な室内楽奏者として、姉のイサタ、兄のブライマーと共に「カネー＝メイソン・トリオ」としても活動。現在、1610年頃製作のアントニウス＆イエロニムス・アマティのチェロを、個人コレクションより貸与されています。（メーカー資料より）