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ISBN 10 : 490938300X
Content Description
圧倒的なパワーと影響力により、スポーツを通して試みられた欧米による西洋的価値観の移植戦略と、それに応じてとられたアジア各国の近代化戦略。両者の間の複雑なダイナミズムを跡づけるグローバルヒストリー。
目次 : 序章/ 第1章 筋肉的キリスト教と西洋の「文明化の使命」―エルウッド・S.ブラウンと極東大会の創設/ 第2章 一九二〇年代から一九三〇年代の極東大会と西アジア大会―「アジア人の、アジア人による、アジア人のための大会」/ 第3章 スポーツを通じたネルーのアジア建設―第一回アジア大会、脱植民地化、国際的平和、近代化、発展(一九五一年三月四日〜一一日)/ 第4章 「自由世界」に属する「自由国家」―フィリピンの独立、曖昧な民主主義、第二回アジア大会(一九五四年五月一〜九日)/ 第5章 「我々にオリンピックを与えたまえ」―平和的国際主義、「新生」日本、オリンピック水準の達成、第三回アジア大会(一九五八年五月二四日〜六月一日)/ 第6章 インドネシアを非同盟アジアの灯台に変える―スカルノ政権、第四回アジア大会、帝国主義と新植民地主義に対する闘争/ 第7章 国王、軍、タイの発展―第五、六回アジア大会の連続開催(一九六六年一二月九日〜二〇日、一九七〇年)/ 第8章 イランとインド洋地域計画―大ペルシア帝国、石油による富、第七回アジア大会(一九七四年九月一日〜一六日)/ 終章
【著者紹介】
シュテファン・ヒューブナー : ヨハネス・グーテンベルク大学で修士号取得、ヤーコプス大学で博士号取得。その後、ミュンヘン連邦軍大学でリサーチフェローをつとめ、シンガポール国立大学リサーチフェロー。専攻は近現代史
高嶋航 : 京都大学で博士号取得。京都大学人文科学研究所助手を経て、京都大学文学研究科准教授。専攻は東洋史
冨田幸祐 : 東海大学大学院体育学研究科を経て、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程。修士(体育学)。専攻はスポーツ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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