シュテファン・ツヴァイク

人物・団体ページへ

バルザック 下 中公文庫

シュテファン・ツヴァイク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122074460
ISBN 10 : 4122074460
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;16

内容詳細

時代におもねらず、時代を超越して絶対純粋の作品をつくり出すとき、バルザックは最も偉大である―。この「近代文学の最も素晴らしい労働者」を終生尊敬してやまなかったツヴァイクが、その奔流のような五一年の生涯を描いた遺作にして最高傑作。

目次 : 第3篇 小説を地で行く(承前)(ジュネーヴ/ ウィーンの別れ)/ 第4篇 小説家バルザックの栄光と悲惨(破局の年一八三六年/ イタリア旅行/ 転機の年/ サルデーニャの銀山/ 芝居の投機)/ 第5篇 『人間喜劇』の作者(ハンスカ夫人征服の戦い/ 『人間喜劇』/ 最初の挫折/ 蒐集家のバルザック/ )/ 第6篇 事の成就と終り(最後の傑作/ ウクライナのバルザック/ 結婚と帰国/ おわり)

【著者紹介】
シュテファン・ツヴァイク : 作家。1881年、オーストリア生まれ。ウィーン大学で哲学を学び、第一次世界大戦中は、ロマン・ロランとともに反戦平和の活動に従事する。大戦後は、ザルツブルクに住み、数々の作品を発表。ヒトラーの政権掌握後、ロンドンに亡命。その後アメリカ、さらにブラジルへ移住するが、1942年、自ら命を絶つ

水野亮 : 1902年、長野県生まれ。フランス文学者。東京帝国大学仏文科卒業。東大図書館に勤務しつつ、バルザックを主として数多くの翻訳を行う。明治大学、中央大学でフランス語講師を務めた。79年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やいっち さん

    上巻を読了後、もどかしい思いで下巻に突入。伝記本としても、シュテファン・ツヴァイクの本としても傑作。ツヴァイクは若い頃からバルザックに魅せられてきた。ある意味、本書までの作品はこの本を書くために腕を磨いてきたとも言えそうなほど。あまりのバルザック愛ゆえにか、バルザック病にかかって、何度も書き直し書き足しと十年を経ても完成できず、未完のままに遺った。  

  • うた さん

    作家バルザックは人間喜劇の作者、パリ風俗の公証人と呼んでいい。まさしく天才の仕事だ。一方、人間バルザックは、歩くバブル経済というところか。ハンスカ夫人を求め、野心や虚栄心にまかせて借金に借金を重ね、未着手の原稿を担保にいれて、自己をどんどん肥大化させていく。意思が強そうな顔つきとまるまるした体。彼の人生は彼の肖像画そのものだ。フーシェを読んだ時も思ったが、ツヴァイクの文体は今では古めかしいが、こういう人を書いてみせるの適している。

  • 国見弥一 さん

    上巻を読了後、もどかしい思いで下巻に突入。伝記本としても、シュテファン・ツヴァイクの本としても傑作。ツヴァイクは若い頃からバルザックに魅せられてきた。ある意味、本書までの作品はこの本を書くために腕を磨いてきたとも言えそうなほど。あまりのバルザック愛ゆえにか、バルザック病にかかって、何度も書き直し書き足しと十年を経ても完成できず、未完のままに遺った。

  • 蛙坂須美(アサカスミ) さん

    史上随一の「本物」である売文家バルザックの一生を闊達に描く。大袈裟な書きぶりに噴飯を禁じ得ない箇所もあるが、それ含めて生き生きとしたおもしろい伝記だった。短篇以外のツヴァイクに触れるのはこれがはじめてだと思う。

  • 斉藤達也 さん

    この伝記のバルザックは、女たらしで、浪費家で、・・・・世が世なら賭け事にも嵌っていたのではないか?母親からネグレクトされた子供が一般的に辿る人生とも言えるが、一般人はそれで終わるところ、バルザックの天才はそれを一連の傑作小説に結実させた。 本書で言及される作品は自分も既読のものばかりで、大バルザックといえども傑作と呼べるものは案外限られるのではないかと感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品