シャロン・モアレム

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遺伝子は、変えられる。 あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実

シャロン・モアレム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478028261
ISBN 10 : 4478028265
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
360p;20

内容詳細

最新科学「エピジェネティクス」のすべてを、全世界注目の「遺伝学者×医師」が解き明かす!食事、仕事、人間関係、環境…何気ない日常が、遺伝子を変える!?世界18か国で大絶賛!

目次 : 「顔」からゲノムを解き明かす―「遺伝学者×医師」のちょっと失礼な仕事の流儀/ 遺伝子が悲劇をもたらすとき―アップル、コストコ、デンマーク人の精子提供者が教えてくれる「遺伝子発現」の仕組み/ 運命を変える「遺伝子スイッチ」―トラウマ、いじめ、ローヤルゼリーが導くエピジェネティクスの話/ たった1個の書き間違い、ほんの少しの環境の違い―骨折だらけの女の子と全身骨化した男性が人類に遺した贈り物/ 遺伝子の口に合わない食事―祖先の食生活、完全菜食主義者、腸内フローラから見えたほんとうの栄養学/ 薬が効くかどうかも遺伝子次第―鎮痛剤で死んだ子と5000歳のイタリア人が変える医療の未来/ 右か左か、それが大事だ―生命というオーケストラの指揮者が奏でる遺伝子のハーモニー/ ぼくらはみんな「突然変異」を抱えてる―シェルパ、剣呑み曲芸師、遺伝子にドーピングされたアスリートに見る「進化」と遺伝子の関係/ それでもゲノムをハックする?―遺伝子検査がもたらした新たな選択肢と新たな差別/ 染色体を見ても性別が決められない?―10億人にひとりの「男性」が教えてくれた性差の不思議/ 遺伝子とともに生きる―6000希少疾患に学ぶ「健康」のほんとうの意味

【著者紹介】
シャロン・モアレム : 受賞歴のある科学者、内科医、そしてノンフィクション作家で、研究と著作を通じ、医学、遺伝学、歴史、生物学をブレンドするという新しく魅力的な方法によって、人間の身体が機能する仕組みを説いている。ニューヨークのマウント・サイナイ医学大学院にて医学を修め、神経遺伝学、進化医学、人間生理学において博士号を取得。その科学的な研究は、「スーパーバグ」すなわち薬が効かない多剤耐性微生物に対する画期的な抗生物質「シデロシリン」の発見につながった

中里京子 : 翻訳家。20年以上実務翻訳に携わった後、出版翻訳の世界に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    エピジェネティクスとは環境や食事によりDNAのメチル化がおきやすくなり、それが子どもの世代の遺伝子にも引き継がれるというもの。いじめにあうとセロトニントランスポーターの遺伝子のメチル化で遺伝子がオフの状態になり、セロトニン不足によるうつの可能性が高まることがわかった。この変化は一生または数世代のわたって続く可能性がある。それだけでなく、食品も薬剤も多くの人に効果があるという真実は稀な人には有害になることを遺伝学は示しており、個人の遺伝子情報を知ることが今後必須になるであろう。将来を示唆してくれる良書。

  • RED FOX さん

    「遺伝子も常にオンやオフに切り替えられている」胚から胎児になる時、心臓が左に、肝臓が右に、どうやって作られるのか、不思議。発現という考え方を知る。

  • ドルーク さん

    何億の遺伝子の配列が一つ変わるだけで、人は生命に関わるような疾患に陥ることがある。人には無数の特徴があり、物事から受ける影響も、実に様々。健康に良いと思われている食べものが、思わぬ害を催していたり(下手したら、死に至ることも)、がんにかかりにくい低身長の民族がいたり(成長が抑制されているから)、まだまだ謎は多い。食べ物も、環境も、向き不向きがあり、体質も人によっての差異が多々あるが、それを活かすことや、変える余地もまだまだ未知数である。

  • Yukihiko Yoshimine さん

    ほうれん草に含まれる化合物は僕らの体内の細胞に異なる振る舞いをさせる指示を送ることができるのだ。

  • なむさん さん

    論文がこんなに面白いなら次々読むに違いないのに!知識と最先端の研究結果の宝庫という感じの面白い本でした。次回作早く出ないかなぁ!内容は、遺伝子に劣等感を感じる人にとっての朗報、つまり遺伝子は完成された本ではなく、表現するかどうかはスイッチ次第という事が書かれている。細かいことも分かってこないかなぁ、偉い先生方、頼みます。とりあえず私のフサフサした睫毛は浮腫みやすいという事を、足の指の間の水掻きは良い水泳選手になれる(!)という事を物語っているらしい。浮腫みはホントそうだよなぁ…水泳は始めてみよう。

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