シモーヌ・ヴェイユ

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ヴェイユの言葉

シモーヌ・ヴェイユ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622088608
ISBN 10 : 4622088606
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
293p;20

内容詳細

愛着、嫉妬、競合、憎悪、無関心…人間同士の関係性を規定し、支配するものはなにか。人間の尊厳を奪い貶める不幸が、なぜこの世に存在するのか。純粋な善たる神が、かくも無慈悲な必然に人間を向かわせるのはなぜなのか―生前に一冊の著作として書きあげたものをほとんど持たないヴェイユ。ここに集められた断章の数々―折々に発表された記事、論考、書簡、カイエ(雑記帳)からの―は、その短く烈しい生涯のなかで、ヴェイユが感じ、考え、思考を醸成させていったさまを、いわば、なまのかたちで私たちの前にひろげみせてくれる。読みの多層性をともない、つねに新たな層の発見とともに、世代を超えて手渡されてゆくであろう精選された断章の数々に、晩年に書かれた未完の戯曲『救われたヴェネツィア』からの抜粋、珠玉の詩篇も加え、シモーヌ・ヴェイユの言葉を一冊に。

目次 : 1 自己と他者/ 2 神と必然/ 3 悪・不幸・十字架/ 4 力と社会/ 5 正義と芸術

【著者紹介】
シモーヌ・ヴェイユ : 1909‐1943。フランスの思想家。パリのユダヤ系中流家庭に生まれる。アンリ四世校でアランに師事し、パリ高等師範学校を卒業後、哲学教師として各地のリセで教鞭を執る。1934‐35年、未熟練女工として工場で働き、労働者の不幸を体験。1936年、義勇軍兵士としてスペイン内戦に参加する。1940年、ナチスのパリ占拠後マルセイユに移住し、古代ギリシア思想、キリスト教、カタリ派、道教、インドやエジプトなどの諸宗教、世界各地の民間伝承について思索した。1942年5月、両親とともに兄アンドレの待つニューヨークに亡命。11月、単身ロンドンに赴き、自由フランス軍の対独レジスタンス運動に加わる。1943年、ロンドン郊外のサナトリウムで死去。死後、アルベール・カミュによって12冊の著作がガリマール社エスポワール選書から出版された

冨原眞弓 : 1954年生。パリ・ソルボンヌ大学大学院修了、哲学博士。聖心女子大学哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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厳選された断章をカテゴリー毎に配していま...

投稿日:2021/04/10 (土)

厳選された断章をカテゴリー毎に配しています。明瞭で緻密な文と訳によりたいへん分かりやすく、深い思考を誘います。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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