シモーヌ・ド・ボーヴォワール

Individuals/organizations Page

Books

モスクワの誤解

シモーヌ・ド・ボーヴォワール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409130391
ISBN 10 : 4409130390
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

だけど、大人ってなんだ、それに老人ってなんだ?歳を取った子どもだよ。老いるとは?長年つれそった夫婦の愛情とは?共産党時代のソ連への旅のなかで、ささいな誤解から生じた老年カップルの危機と和解。男女それぞれの語りが視点を交互に替えて展開される。老いをみつめた傑作小説。

【著者紹介】
シモーヌ・ド・ボーヴォワール : 1908‐1986。哲学、小説、回想録、書簡文、ボーヴォワールはこれらのどの分野においても成功をおさめた。1954年には小説『レ・マンダラン』でゴンクール賞を受賞し、『娘時代』から『決算のとき』に至る四巻の回想録は幅広い読者を獲得している。また、死後に出版された書簡集や青春時代の日記は彼女の作品と同時にその人間性に対する読者の関心を刷新した。彼女に国際的名声をもたらしたのは、20世紀のフェミニズムにとって避けて通ることのできない作品、『第二の性』(1949年)である。彼女は特に1970年代の第二波フェミニズムの闘争において、女性の大義のために献身的に行動する。また、1929年のジャン=ポール・サルトルとの出会い以来、このカップルは自由な関係と知的共同作業のモデルとして知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ

    正直に思ったまま...。この訳はないと思う。タイトルも、これはモスクワで起こった誤解なのだから、原題通り『モスクワでの誤解』になぜしなかったのか。そしてボーヴォワールについては、彼女の書く女性の自立という意味がよく分からないのだ。世界的に評価された文学者であり活動家であることは承知しているが、サルトルとペアでなければどうだったのだろうと思わないでもない。この作品の、定年を迎え自分の価値に悩む初老の女性の葛藤には共感はするが、面倒臭い人だなあと言うのが正直なところ。

  • くみ

    【第114回海外作品読書会】「第二の性」とかサルトルとの独特な関係とか近寄りがたいイメージだったボーヴォワール。図書館の新着図書で、えいっと読んでみました。60年代のソ連が絡むし弾き返されるんじゃないのと思いつつ開けてビックリ。恋愛小説でした。しかも退職した夫婦の「夫婦喧嘩は犬も食わない」。妻のニコルはボーヴォワール、夫のアンドレはサルトルを想定と解説にあったので更に驚き。クールで淡白そうなボーヴォワールの独占欲とか愛されたい欲求が素直に放出されてるようでした。いくつになっても好きな人の1番でいたい。

  • niki

    退職した夫婦のモスクワ旅行の物語。1967年に書かれたとは思えないほど新しく瑞々しい。 ボーボワールは漠然と憧れており『老いについて』を読みたいけれど難しそうなのでこの本を選んだ。 老いと共に変化する身体や性、人生観に対して考えうつ向いてしまう主人公の女性。名言ばかり。共感できる思いが沢山あった。「少しは自分を愛さなければ、抱かれたいとは思えない」 夫婦間の言葉のやり取りについては老いとは関係ないと感じた。愛の形は年齢によるものではなく、そのカップルの人格によるもの。愛に年齢は関係ない! 

  • Э0!P!

    老いと嫉妬、愛に対する過剰な期待でお互いの不信を募らせる。

  • サハ

    いまはまだ初老なので、これから本格的な老いを迎えた時に思うこと、こういうすれ違いがあるんだということを興味深く読んだ。歯が抜けないかと頬を押さえる・・・もう魅力ある女性として対象に含まれないと実感する(これは日本ではもっと厳しいような気がする)。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items