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メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち 新 ハヤカワ・sf・シリーズ

シオドラ・ゴス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153350489
ISBN 10 : 4153350486
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

両親の死を契機に、父親の謎めいた過去を調べ始めたメアリ・ジキル嬢。父の旧友ハイド氏とは何者なのか? ホームズとワトソンの助けを借りて調査するうち、彼女は科学者が狂気の研究の末に生み出した娘たちと出会い!? 19世紀ロンドンで展開するSFミステリ

【著者紹介】
シオドラ・ゴス : 1968年、ハンガリー、ブダペスト生まれ。2002年に短篇“The Rose in Twelve Petals”でデビュー。2008年には世界幻想文学大賞を受賞。『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』が長篇第一作であり、2018年にローカス賞第一長篇部門を受賞した

鈴木潤 : 神戸市外国語大学英米学科卒。英米文学翻訳家

原島文世 : 早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家

大谷真弓 : 愛知県立大学外国語学部フランス学科卒。英米文学翻訳家

市田泉 : お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 青乃108号

    二段組の部厚い本にしては読みやすい。超有名マッドサイエンティストの娘又はその創造物達のオールスター的共演は、それぞれのキャラクターが大変良く描き分けられていて彼女達に魅了されてしまう。個人的にはハイドの娘、ダイアナがお気に入りだった。物語はあの名探偵まで登場してカオスと化し結局事件や謎は解決せず、この大部の本はほんの序章に過ぎないと判明するが、続きに手を出すかは少し迷う。何しろあと3冊もあるのだから… エンタメに全振りした物語として面白いのは間違いないが何しろ俺には時間があまり残されていないからなあ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    彼女たちの元ネタを知っているだけにシスターフッドを形成する様が心躍るくらい、楽しかった!偶に入るツッコミのわちゃわちゃ感がガールズトークっぽい。特に家政担当のプール婦人と後に合流するアリスのキャラも良いのだ。それにしても19世紀英国の女性が独立できない社会状況にやきもきする。錬金術協会やその脱退組も女性に対して碌でもねぇ事するし!そしてジュスティーヌがフランケンシュタインの怪物、アダムに花嫁として所有物扱いされる場面はもやもやします。でもハイドの娘のシャーロック・ホームズへのこき下ろしぶりは結構、痛快。

  • sin

    ジキルとハイド・ラパチーニ・モロー・フランケンシュタイン…マッド・サイエンティストの娘たち!モンスターズプリキュア(笑)&ホームズと云うオールスターが共闘して秘密結社に挑む!それだけでも魅力的なキャラがそこから導きだされた個性でより輝いて活躍し、物語の構成としても随所に映像で云う処のオーディオコメンテーターが入った造りがなおさらキャラを引き立てる。次はヴァンヘルシングの娘…期待マックスです。

  • Panzer Leader

    ジキル博士などのマッドサイエンティストの娘たちがヴィクトリア朝のロンドンで猟奇殺人事件と秘密結社の謎をホームズ&ワトソンと共に追うって設定だけでもう面白さは保証されたようなもの。肩肘張らず楽しく読めたし、「リーグ・オブ・レジェンド」やアベンジャーズみたいに映画化されたらもっと楽しそう。次作以降も乞期待(早川さん、頼みますよ)

  • MICK KICHI

    ビクトリア朝時代のモンスター娘達がホームズの力を借りて冒険活劇を繰り広げる。頗る面白い作品。しかも、三部作になると言う。楽しみなシリーズになりそう。ジキル&ハイド、フランケンシュタイン、モローの島等、から設定を借りて、創造主の非道な行為によって誕生させられた<娘>達が、その背景を明かしながら、ロンドンに集う。今作のテーマは切り裂きジャックをメインに置きながら、背後に潜む謎の組織、<錬金術協会>の正体に立ち向かう、彼女達のチーム<アテナ・クラブ>の結成までを描いている。主人公達のキャラ立ちが秀逸で魅力的。

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