自治領時代カナダの政治と日本人移民

目次 : 第１章　ブリティッシュ・コロンビア州のアイデンティティ形成と日本人移民（太平洋の「小さなイングランド」―ブリティッシュ・コロンビア州のアイデンティティ形成と地域政治/ ＢＣ州の日本人移民/ 在加日本人移民と現地社会）/ 第２章　排斥法案をめぐる交渉システム（排斥法案をめぐる交渉システムと「帝国の利害」/ ＢＣ州の政治とＢＣ州首相ダンズミア/ ダンズミアＢＣ州首相とブリティッシュ・コロンビア州のアイデンティティ/ してはいけなかった能勢総領事の確約/ 「帝国の理想」をめぐる与野党の論争/ 自治領カナダ政治における日本人移民）/ 第３章　ＢＣ州の地域問題から国際舞台へ（バンクーバー暴動事件はシアトルに起きるはずだったのか/ ルミューの交渉―帝国の権限と自治領の挑戦/ カナダの政治における紳士協約をめぐる議論/ 在加日本人移民とイギリスの対外政策）

【著者紹介】
イゴリ・サヴェリエフ : １９９５年４月にサンクト・ペテルブルグ国立大学大学院においてＰｈ．Ｄ．（歴史学）取得。１９９８年に名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程単位取得退学。２００３年に同研究科学術博士号取得。新潟大学人文学部助教授と名古屋大学大学院国際開発研究科助教授・准教授を経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）