サンドロ・メッザードラ

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逃走の権利 移民、シティズンシップ、グローバル化

サンドロ・メッザードラ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409241035
ISBN 10 : 4409241036
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

欧州への移民・難民40万人(2015年)、日本への難民認定申請5000人(2014年)。世界を揺るがす喫緊の課題、現代移民研究の第一人者による力作。いま世界は、かつてない規模で流動している。グローバル化の影響を潜り抜けた移民は、ただ保護される対象ではなく、移動元、移動先の社会を様々に変えていく下からのグローバル化を体現する存在でもある。市民権、国境、法、植民地主義、資本主義、移民の自律性など、制度的問題から思想的課題まで、現代世界を覆う多様な問題を「移民」という視角からクリティカルに読み換える、イタリアから届けられた現代社会論の重要作。

目次 : 第1部(若きマックス・ウェーバー、ドイツ人移民たちの逃走の権利、ポーランド人たちの胃/ はじまりはさらし絞首台だった―移民、労働の移動性、資本主義史/ 境界地帯の市民とシティズンシップの境界/ 世界、植民地以後)/ 第2部(ここでもなく、よそでもなく―ヨーロッパとオーストラリアのあいだで、移民・拘禁・脱走、ブレット・ニールソンとの会話/ 移民の主体性、従属的包摂を越えて―コレクティボ・シトゥアシオネスとの対話/ 境界、シティズンシップ、戦争、階級―エティエンヌ・バリバールらとの討論/ 自律性のまなざし―移民、資本主義、社会闘争)

【著者紹介】
サンドロ・メッザードラ : 1963年生。ボローニャ大学政治・社会科学研究科教員。現代政治理論、社会理論を専門とし、ヨーロッパの移民研究における第一人者のひとり。ポスト・オペライズモを牽引する知識人として知られる。マルクスやポストコロニアルという概念を用いて、グローバル資本主義の批判分析に取り組む。また、政治的ヨーロッパをめぐる昨今の論争にも積極的に介入してきた

北川眞也 : 1979年大阪府生。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(地理学)。現在、三重大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • BLACK無糖好き

    原著は2006年版出。著者はボローニャ大学で教鞭をとるヨーロッパ移民研究の第一人者。資本主義と労働のグローバル化、移民の存在と闘争、支配と搾取、平等と自由、幅広い領域で議論が展開される。中でも著者の移民への理解に強い影響を与えたオペライズモ(60.70年代イタリア共産党から離脱した知識人のまわりで形成された新しい概念を生み出した理論的・政治的潮流)と、そこから展開されたアウトノミアという概念について本書で知る事ができた。しかしこの類の本は貧弱な知識基盤では些か辛い、マイッタ(^_^;)。 

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