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ISBN 10 : 4794809476
Content Description
現在、欧州議会議員を務める著者は、強制追放のためにシベリアの寒村に生まれ、スターリンの死後の「雪解け」を機に、4歳の時に両親に連れられて祖国ラトビアの地を初めて踏んだ。本書は、独立回復以降に入手可能となった公文書や、家族の日記とシベリア体験者の声をもとに、旧ソ連における大量追放の犠牲となった家族の足跡を追い、追体験する自伝的な作品。歴史に翻弄される個人の悲運を浮き彫りにし、バルト三国の近代史に残る傷跡に光をあてる。
目次 : 前兆/ 占領/ 追放/ 私の祖父ヤーニス/ ヴィヤトラグの十字架/ ラトビアにおける戦争/ 銃殺か、もしくは無罪を/ 強制移住と飢餓/ 変化/ 祖母エミリヤ/ 無法者の家族/ ママが雨水で髪を洗ってくれる/ これ以上子どもを貢ぎはしない/ 長い家路
【著者紹介】
サンドラ・カルニエテ : 1952年、トムスク州トグル村生まれ。ラトビア芸術アカデミーにて美学の修士号取得。人民戦線の活動家として、1989年にバルト三国の人々が手を結び世界にバルト三国の問題を知らしめた「人間の鎖」を率先するなど、ラトビアの独立運動を主導。独立回復後は外務省に入省し、国連大使(1993〜1997)、在フランス大使(1997〜2002)、ユネスコ大使(00〜02)、外務大臣(02〜04)を務めたのち、04年のラトビアのEU加盟に際し、ラトビア初代の欧州委員に任命される
黒沢歩 : 茨城県東海村出身。1991年に大学卒業後、ソビエト崩壊後のモスクワで1年間の語学留学。再生ロシアでの生活を体験する。1993年、来日した当時のラトビア文化大臣ライモンズ・パウルス氏に出会い、ラトビアに関心をもつ。1993年、日本語教師としてラトビアのリーガの日本語学校へ。1994年、日本語を教える傍ら、ラトビア大学文学部にてラトビア文学を学び始める。1997年、ラトビア文学修士号取得。ラトビア語通訳および翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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秋良
読了日:2025/05/04
てり
読了日:2023/06/30
しおパパ
読了日:2014/11/14
片隅のひかり
読了日:2014/04/13
ヨシ
読了日:2024/02/21
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