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グッド・シスター

サリーヘプワース

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094074277
ISBN 10 : 4094074279
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シングルマザーに育てられたファーンとローズの双子の姉妹は、十二歳のときに母親がオーバードーズで入院してから里親を転々として生きてきた。二人には、決して人に言えないある秘密があった。二十八歳のいまは地元の図書館で働くファーン。人混みや騒音や特定の匂いが苦手で、規則正しい生活を好み、結婚したローズと週に三回、夕食を共にしている。ある日、ローズの不妊の悩みを知った彼女は、自分が代わりに出産することを思いつくが…。姉妹それぞれによって繙かれる記憶と、歪む真実。不穏と癒しが混在する、豪州発新感覚心理スリラー!

【著者紹介】
サリーヘプワース : 1980年生まれ。オーストラリア・メルボルン在住。2015年、第二子妊娠中に執筆した二作目の著書『The Secrets of Midwives』が国内外で高く評価される。米国でもベストセラーとなった本作『グッド・シスター(The Good Sister)』(2020)のほか、九作の小説を発表し、三十以上の言語に翻訳され、世界中で二百万部以上を売り上げている

梅津かおり : 山口県(周防大島)生まれ。翻訳者。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    発達障害の妹と結婚しているしっかりものの姉。母親は病院にいる。姉に子供が生まれないと知り、自分が代理母になろうと決意する妹ファーン。おあつらえむきにホームレスのウォーリーと出会い。後半から若干干渉過多になっていく姉に違和感を抱いていたらそういうことか。

  • しゃお

    図書館員のファーンは双子の姉であるローズが子を産めないと知り、自分が代理母になろうと。人混みや騒音などが苦手で規則正しい生活を好むファーンの世話をするローズと、そんな姉を愛し信頼するファーン。二人は共依存的な関係でもあるのかなと思いつつ読んでいくと、次第にどこか違和感を覚えるようになります。人はそれぞれ自分に都合の良いように考えたり感じたりするもので、そして自分が思うより誰かに支えられているものだと改めて感じます。終盤にかけて不穏さが増す中で、どうか幸せな結末が待っていますようにと願いつつ一気読みでした。

  • ケイジ

    他人との距離が掴めない妹と妹を大事にする姉。過去のある出来事からふたりの関係がこじれ続けている。楽しいサスペンスでした。

  • 練りようかん

    双子の姉の日記と、姉のために子どもを産みたいと思った妹の現在パートで展開。恋人ができたと知った姉のコントロールフリークぶりが炸裂し、妹自身も当初の目的から外れていき、先が気になってどんどん進んだ。姉妹の密着度が高い理由はよくわかるのだけど、命にかかわる過去の出来事は真偽不明で腹が落ち着かない。姉、関与してないか?日記という形式と発達障害が語りの隙間を想像させて怖い。姉と妹の関係は本当に複雑なんだと痛感。小島慶子さんの解説が迫力あった。配慮と理解の姿勢で支えてくれる人たちがいる。そのことに気づけたのが1番。

  • 土筆

    夜更かしで一気読み。二卵性の双子の姉妹、ファーンとローズ。ローズには糖尿病、ファーンには感覚過敏があり、人間関係など普通の生活を送るのが苦手なファーンはずっとローズに助けられてきた。そして不妊に悩むローズの代わりにファーンは赤ん坊を産むことに決めウォーリーを探し出す。ファーン目線で進む物語と、挟まれるローズの日記。話が進む程にゾワゾワが高まるイヤミスの傑作。面白すぎて恐ろしい。謝辞に書かれた、娘たちのある出来事からこの話をつむぎだす作者も天才すぎる。他の邦訳も待ち望みます!

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