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カラス殺人事件 角川文庫

サラ・ヤーウッド・ラヴェット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041133064
ISBN 10 : 4041133068
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。しかし英国の田舎町の荘園領主ソフィ・クロウズが殺され、事態は一変。現場で動植物の調査をしていたネルは第一容疑者になる。ジェームズ刑事からの疑いを晴らすために、同僚のアダムとともに生き物の専門知識を駆使して真犯人に迫るが…。これは何年も前から仕組まれてきた罠なのか?サスペンスフルでキュートで知的。先が見えない超絶コージーミステリ。

【著者紹介】
サラ・ヤーウッド・ラヴェット : 16年間生態学者として動物(および人間)の夜行性を研究した後、殺人に興味を抱くようになった異色のミステリー作家。動物の研究をするため、イギリス全土および世界中で現地調査している。博士課程では、絶滅したと思われていた動物プランクトンの種を再発見し、その記録はロンドンの自然史博物館に保管された

法村里絵 : 1957年東京生まれ。女子美術短期大学卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    英国新鋭女流作家さんによる大人気のコージーミステリー、美人生態学者ネル・ワード・シリーズの第1弾。ヒロインのネル博士が仕事を依頼され出向いた田舎の屋敷で依頼人女性クロウズが死体で見つかる発端で物語が開幕します。独身刑事のジェイムズがネルを聴取して一目惚れするが立場上は容疑者で厳しく当たらねばならず、一方でネルは同僚のアダムとイイ感じで三人の恋の三角関係のロマンス興味も楽しめます。ミステリーは序盤はスローで苦戦しましたが後半はスリル満点のアクション展開となり頁を繰る手が止まらなくなり一気読みさせられました。

  • ナミのママ

    ロマンス多めと聞いていたが半分はロマンスだったような…。主人公は未婚のネル・ワード博士。コウモリの調査でトンネルに入っていた同時期に同じ場所で殺人事件が起こる。当然ながら容疑者になる。が、この主人公はなかなかのお育ちでビックリ。イギリス田舎町の自然豊かな風景描写もいいが、なによりコウモリが可愛い。作者が生態学者だというからそれは丁寧でわかりやすいわけだ。登場人物の男性たちも個性があり魅力的なのでこの先の展開が気になる。シリーズ4作まで刊行とのこと、待ってます♪

  • yukaring

    生態学者の知識が光る、生き物トリビア満載のライトミステリ。奇怪な殺人現場に居合わせた生態学者のネル。彼女が大好きなコウモリやアナグマの生態を調べている間に、すぐ側で荘園の領主ソフィが殺される。現場にいたネルは第一容疑者となってしまう。生き物の専門知識を駆使して真相を探ろうとするネルの無鉄砲な行動にはハラハラ。案の定、墓穴を掘って逮捕されそうになるが・・。ネルの抱える秘密や同僚アダムとの微妙な関係、彼女に一目惚れする警察官のジェームズなど事件の真相だけでなく人間関係の行方も楽しめるストーリーだった。

  • ★Masako★

    ★★★★☆ 英国の田舎町の荘園で、領主・ソフィの撲殺死体が発見される。殺されたと思われる時間に現場で動植物の生態調査を行っていた生態学者のネル・ワード博士が、第一容疑者となってしまう。ネルは疑い晴らす為に、同僚のアダムと共に真犯人を追うのだが…。ネルの持つ秘密が明らかになる辺りからは緊張感溢れる展開となり、ページを捲る手が止まらない。生態学(特にコウモリ)を駆使して突っ走るネル、ネルを想うアダムと刑事ジェームス、三人のロマンス展開も読みどころの一つ。続編もあるようなので、早く翻訳・出版して欲しい♪

  • aquamarine

    荘園領主ソフィ・クロウズが殺された。そのとき現場で調査をしていた生物学者ネル・ワードは容疑者となってしまう。疑いを晴らすため同僚のアダムとともに生態学の専門知識を駆使して真相に迫ろうとするのだが…。彼女自身の生い立ちや過去にあった事件による傷なども徐々に見えてきて目が離せない。ミステリとして特殊ではないと思うが、生態学の知識はどれも面白く、文章も読みやすかった。警察官のジェイムズとアダムへの恋心などが語られるあたりもシリーズとして評価されている所なのだろう。この先の登場人物たちの関係がとても気になる。

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