サミュエル・ボウルズ

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モラル・エコノミー インセンティブか善き市民か ちくま学芸文庫

サミュエル・ボウルズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480512598
ISBN 10 : 4480512594
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人間はたんなる利己的存在ではない。古今の思想や数々の実験結果を総合し、「善き市民」をはぐくむ社会の実現を探究した、経済学の壮大な試み。

【著者紹介】
サミュエル・ボウルズ : 1939年生まれ。米国サンタフェ研究所研究教授・行動科学プログラムディレクター。ハーバード大学准教授、マサチューセッツ大学教授などを歴任

植村博恭 : 1956年生まれ。横浜国立大学名誉教授。専門は比較制度分析、マクロ経済分析

磯谷明徳 : 1956年生まれ。下関市立大学特命教授。専門は制度経済学、進化経済学

遠山弘徳 : 1959年生まれ。追手門学院大学教授。専門は社会経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 富士さん

    楽しいことも仕事にしちゃうと嫌になるという素朴な経験を実験経済学を使って精密に論証した本。ゲーム理論的な実験報告が続いて読むのがつらいですが、「当たり前」をひとつひとつ論証して単なる思い込みでないことを示すことがどれだけハードなことか、よくわかる労作です。個人的にとても興味深かったのは、人間が努力の対価を得る経験をすることで、対価がないと動かない人間になって行くとの指摘で、人間はもともと利己的なのではなく、利己的だろうと期待されることで利己的になるとされている点です。この因果の転倒はまさに社会学的でした。

  • maghrib

    面白かった。利己的行動が社会利得を下げるような社会相互作用環境下で、利己的行動を罰するインセンティブは、逆にモラルの低下を招き(クラウディングアウト)逆効果となる可能性ある。なお、そのようなモラルは繰り返し不完備取引環境で自発的に発生する可能性がある (p.256) 。またインセンティブによる社会最適を目指すメカニズムは選考中立性/自発的参加/パレート効率性のトリレンマがあり限界がある (p.244) 。従って個人のモラルと両立する(クラウディングイン)するメカニズムの可能性を探る (第7章) 。

  • Go Extreme

    ホモ・エコノミクスに関する問題: あるがままの人間 倫理的・他者考慮的な動機づけ 政策パラダイム 悪党のための立法: マキャベリの共和制 道徳感情と物質的利害 道徳不在の領域・市場 マキャベリズム→メカニズム・デザイン 道徳感情と物質的利害: ホモ・ソキアリス クラウディングアウト 情報としてのインセンティブ: 道徳的束縛からの解放 リベラルな市民文化: 経済は人々を生産する 市場と公正な心性 持続的な社会秩序 穏やかな商業 立法者のジレンマ: 次善の世界 私有化対協力 アリストテレスの立法者使命

  • ぽん

    内容的には面白うそうなものが並んでいるんだけれどな、翻訳だからか、言い回しがなんか読みにくい。これまでの研究成果の紹介も、もっと体系立てて説明できないものなのか。

  • takao

    ふむ

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