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ISBN 10 : 462208662X
Content Description
「改宗とは異議申し立てがもっとも力強く表現される場面である」。宗教に世俗社会への危機的=批評的契機を読み取り、文学からオカルティズムまで縦横に論じる。
目次 : 第1部 世俗批評を越えて(サイードの遺産―意図と方法/ “英文学”の制度化と表象=代理/代表の問題)/ 第2部 世俗批評としての改宗(平等への改宗―不可触民解放の指導者・アンベードカル/ 沈黙させられる異端―キリスト教に改宗したバラモン女性・ラマーバーイー)/ 第3部 異端批評に向けて(異他的知の枠組による世俗主義の再考/ 日常業務としてのオカルティズム―神智学による世俗と神秘の接合/ 「動物に魂はあるのか?」―神智学と苦痛する身体)/ 巻末インタヴュー
【著者紹介】
ゴウリ・ヴィシュワナータン : コロンビア大学教授。インド・コルカタ生まれ。デリー大学で修士課程を修了・同大学で教職についた後、渡米しコロンビア大学でエドワード・W・サイードに師事。コロンビア大学提出の博士論文をもとにした処女作Masks of Conquest(Columbia UP,1989)で“英文学”の植民地インド発祥説を唱え、学界の注目を集める。“改宗”をテーマにした次作Outside the Fold(Princeton UP,1998)は、米国現代語学文学協会(MLA)のジェイムズ・ラッセル・ローウェル賞、米国比較文学協会(ACLA)のハリー・レヴィン賞、アジア研究協会(AAS)のクマーラスワーミー賞を受賞。2018年には、コロンビア大学学生の選出により、すぐれた教育者にあたえられるマーク・ヴァン・ドーレン賞を受賞している
三原芳秋 : 1974年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科准教授。文学博士(コーネル大学)。英語圏文学・文学理論専攻。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程およびコーネル大学大学院博士課程修了。お茶の水女子大学、同志社大学を経て、現職
田辺明生 : 1964年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。学術博士(東京大学)。文化人類学、南アジア地域研究専攻。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。東京外国語大学、京都大学を経て、現職
常田夕美子 : 国立民族学博物館外来研究員。学術博士(東京大学)。東京大学大学院総合文化研究科文化人類学専攻博士課程単位取得退学。大阪大学グローバルコラボレーションセンター特任准教授を経て、現職
新部亨子 : 翻訳家。京都大学法学部卒。1987‐1993年、J.P.モルガン&カンパニー(現J.P.モルガン・チェース・アンド・カンパニー)勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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