オール・クリア 上 ハヤカワ文庫SF

コニー・ウィリス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150120382
ISBN 10 : 4150120382
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
608p;16

内容詳細

2060年から、第二次大戦中のイギリスでの現地調査に送り出されたオックスフォード大学の史学生、マイク、ポリー、アイリーン。それぞれ未来に帰還するための降下点が使えなくなった三人は、大空襲下のロンドンで奇跡的に再会を果たす。助け合いながら未来へ戻る方法を探すが、ポリーには二人には言えない秘密があった…。前作『ブラックアウト』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞に輝いた傑作歴史観察SF。

【著者紹介】
コニー・ウィリス : 1945年コロラド州デンヴァー生まれ。1967年、北コロラド大学卒業後、教師をつとめるかたわら小説を発表しはじめる。タイムトラベルSF“オックスフォード大学史学部”シリーズの第1作「空襲警報」(1982)でヒューゴー賞/ネビュラ賞を受賞。シリーズ初長篇『ドゥームズデイ・ブック』(1992)は、ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞の三冠を達成した。1998年発表のシリーズ長篇第2作『犬は勘定に入れません』でヒューゴー賞/ローカス賞を受賞

大森望 : 1961年生、京都大学文学部卒、翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • もち さん

    「オール・クリアのせいだ。いままでに聞いた、いちばん美しい音だ」◆取り残された史学生らは、1940年代に来ているはずの「もう一人の史学生」を探し始める。導き出した居場所は――。歴史を左右する、究極の分岐点。決定的な秘密が眠る、技能者の根城だった。■降り注ぐ焼夷弾の日と、光り輝く再生の日。その間には、歴史の機微が詰まっている。微かな手掛かりから苦境を覆す、ミステリ要素も大きな見所の一つ。語り手の正体と企図が浮かび上がる瞬間、何気ない所作に仕込まれていた意味に、きっと愕然とするはず。

  • geshi さん

    『ブラックアウト』でタイムトラベルした3人が出会うまでが描かれた分、やや停滞感があり読み進めるのが若干しんどかった。行き違いや思い違い・思い出せそうで思い出せない事のモヤモヤは正直、またそれを続けるの?と思ってしまう。3/4程でようやく話が進み始めると、一気に爆撃の中の命がけの人探しクライマックスになだれ込み、事態のエクストリームさにどうあってもテンション上がる。危機的状況の中で一旦3人の別れさせ、視点を巧みに動かすストーリー構成が技あり。

  • Small World さん

    合流した後でも、次々とピンチがあって、ホントに会えるのか?シーンの連続で疲れますねw。ただ、この感じこそがシリーズの醍醐味なんで、楽しみながら読了です。久しぶりにダンワージー先生の登場が嬉しかったし、まさかのアガサ・クリスティ!楽しませてくれました。さて、長いシリーズもあと一冊になってしまいました。戦争の息苦しさも含めて、オールクリアとしてほしいところです。

  • 抹茶モナカ さん

    分厚いタイムトラベル物の上巻。コツコツ読み継いでいるけれど、個人的な読書の傾向からすると相性が悪くて難読な本で、なかなか読書の愉しみを得られない。思わせぶりなシーンの連続が延々続くので、分厚さ自体から「どうせ、これも前振りなんでしょ?」と思ってしまって、ワクワクはしない。多分、一気に読む時間が取れれば、集中して読めて面白いのかもしれないけれど、日々の小間切れの読書時間で読み継ぐと、もう少し、学ぶ悦びのような感じが欲しいような、無理に引き延ばされたエンタメ感という印象だけが残って切なくなった。

  • メセニ さん

    すれ違いの連続、終始「あー、もうっ!」な展開で主人公三人の窮地は『ブラックアウト』から変わらないんだけど、やっとこさ色んなことが分かりかけてきたから拍車がかかるし、あの悪ガキ二人がなんとも頼もしかったな。兎にも角にも下巻へゴー。感想はそっちで。

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