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ISBN 10 : 481400298X
Content Description
古代ギリシア・ローマの民は地震を通じて神々の意図を読み取った。海神ポセイドンが引き起こす地震は、いわば神と人とのコミュニケーションの手段であった。前4世紀から後4世紀にいたる膨大な古典文献を判読し、神話的な説明から哲学者・科学者が脱神話的な原因の探究に至る記録をたどる。
目次 : 第1章 問題への手引き/ 第2章 地中海圏における地震活動―地震構造的な概観/ 第3章 古代における地震理論―アリストテレスからアンミアヌス・マルケッリヌスまで/ 第4章 地震活動の受けとめ方と記述―ヘロドトスからアンミアヌス・マルケッリヌスまで/ 第5章 古代ギリシア・ローマにおける神々と人間の間のコミュニケーション手段としての地震/ 第6章 地震―古代の記述の意図と、時間連続体におけるその発展(要約と展望)
【著者紹介】
ゲルハルト・H.ヴァルトヘル : 1956‐。ドイツのバイエルン州レーゲンスブルク生まれ。専門は西洋古代史
内田次信 : 大阪大学名誉教授。専門は西洋古典学
竹下哲文 : 京都大学ほか非常勤講師。専門は西洋古典学
上月翔太 : 愛媛大学特任助教。専門は西洋古典学、高等教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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