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過去と思索第七分冊 岩波文庫

ゲルツェン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003860465
ISBN 10 : 4003860462
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一八六四年五月、ロシアに対するポーランド蜂起が終息。一貫してポーランドを支持し続けたゲルツェン(一八一二―七〇)は、ロシアの世論から孤立し、新聞《コロコル》も終刊、失意の最晩年を迎える。西欧の政治世界では英独仏の三強による覇権争いの時代が始まる。ゲルツェンは自分の時代が終わったことを痛感する。(全七冊完結)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    ポーランドの独立を支持した結果、祖国ロシアから完全に爪弾きにされてしまったゲルツィン。西欧への憧れは掻き消え、それに抗う為に「自由」を謳う者も口先ばかりの者か他者に思想や行動を依存する者ばかり。だからか、唯一、自分に熱心なフォロワーでもあったゴロヴィーンには辛辣に評している。また、修道院へ亡命したペチェーリン神父との往復書簡が頗る面白い。迷妄を晴らす科学こそが文明の良くすると考えるゲルツィンに対し、だからといって宗教という拠り所すらも否定する事はできないと説くペチェーリン神父は今も試金石として通じるだろ

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