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過去と思索 第一分冊 岩波文庫

ゲルツェン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003860403
ISBN 10 : 4003860403
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ナポレオン侵攻前夜にモスクワで生まれ、「パリ・コンミューン」前夜にパリで没したアレクサンドル・ゲルツェン(一八一二―一八七〇)。近代史のこの転換期に「人間の自由と尊厳」の旗を掲げてロシアから西欧へと駆け抜けた、一人の亡命者の壮烈な人生の幕が今開く。第一分冊は生い立ちから政治に目覚めた青年時代まで。(全七冊)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    『戦争と平和』(トルストイ)でお馴染みのナポレオン仏軍によるモスクワ侵攻と大火。その前夜に生まれ落ちたゲルツェンは幼い頃から聞かされた、父とも関りがある英雄譚に心を躍らせていた。そして見聞してきた農奴たちの貧困の実態やそれを改善しようとした同志たちへの仕打ちから彼は「農奴制はクソ」、「旧態依然の圧政を行い、同志を虐げるニコライ帝の政治は最悪」という考えを強め、青春時代を抵抗運動に捧げる事になる。厭世的になった父の心情を慮りつつも革命への熱き血潮が脈打つ筆致だ。この巻ではラストに遂に流刑!どうなる!?

  • キュアレフトの本棚

     当事者の視点から語られる当時のインテリゲンツィア達の様相。「一度も福音書を冷淡にしたことは無かった」という「=信仰」ではないかもだが、ゲルツィンの精神性を深堀したくなる。あと当時のロシアの大学から大学自治の重要性も思い知らされる。

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