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データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学 ハヤカワ・ノンフィクション

ゲアリー・スミス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152098412
ISBN 10 : 4152098414
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ビッグ・データ」の活用が叫ばれる一方、政府から科学界に至るまで、データの改竄や捏造は絶えない。世の中にあふれる一見もっともらしい数字や調査に、私たちはどう向き合えばいいのか?そんな声に応え、統計経済学のエキスパートがさまざまな数値から巧妙に導き出されるトリックを明かし、ダマされないための極意を伝授。ビジネス、研究、日常生活の各場面で役立つ楽しい統計学入門。

目次 : パターン、パターン、パターン/ ゴミを入れれば真理が出てくる/ リンゴとプルーン/ おっと、失礼!/ 見た目の罠/ 常識の力/ 交絡因子を探る/ 負ける気がしないのは気のせいか/ 回帰/ プラスマイナスゼロ/ テキサスの狙撃兵/ 人生最後の先延ばし/ 重大な省略/ 空虚な理論に腐ったデータ/ 心はもう決まっている/ 理論なきデータ/ 虎の子を投資するなら/ データなき理論/ 納得するとき、疑うとき

【著者紹介】
ゲアリー・スミス : アメリカの経済学者。カリフォルニア州にあるポモナ・カレッジのフレッチャー・ジョーンズ経済学教授。同大学の優秀教授賞を2度受賞している。イェール大学で経済学の博士号を取得し、助教授として7年間教鞭を執った。金融、スポーツ、統計の罠に関する著書や論文多数

川添節子 : 翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ミライ

    内容は現在ベストセラーの「FACTFULNESS」に非常に近い、世の中にあふれる一見もっともらしい数値や調査への向き合い方を伝授した書籍。インターネットを中心に、昨今バイアスのかかった情報が蔓延する中で、数値・グラフなどに潜むトリックを明かし、データの改竄や捏造を見逃さず、騙されないようにするするための心得的な極意が紹介されている。

  • くさてる

    統計学の説明の部分は難しいところもあるけれど、論旨は明確で、各章の終わりに分かりやすいまとめがあったので数字に疎いわたしでも問題なく読めました。もっともらしいグラフや数字の羅列、人間心理を突いたデタラメの仕組みがよく分かります。過去に自分がとても面白く読んだ「ヤバい経済学」を批判しているところもあって、え?と思ったのですが、説明は明白で、なるほど……と納得です。正しさを見抜く目を持つのは大事だけど、それを育てるのは本当に大変。面白かったです。

  • hnzwd

    人は自分が信じたい理論が成立するように、実験結果を選別してしまう、ってのはよくある話ですが、、身につまされる。過去上手くいったから、これで、も、理論が無ければ何の意味も無く。。データ、理論について過去の実例を挙げながらありがちな間違いを指摘している良本。データに騙されないための基礎知識かな。。総括である19章だけでも有益。

  • DEE

    巷に溢れるデータ。それが正しいかを見極めないと簡単に騙されてしまう。自分が特にヒドいと思うのは健康食品の分野。99の望ましくない結果が出ても1の望ましい結果を持って、データに基づいたと言えてしまう危うさ。間違いではないことは正しいことではない。実験の対象者、グラフの目盛や軸の選択、利害関係まで考慮してもバイアスの呪縛から逃れることは難しい。データなき理論はただのデータ、逆もまた然り。突拍子もない理論になぜか人は集まるが、それには納得させ得る突拍子もない裏付けが必要ということ。常識ってかなり大切。

  • sosking

    統計は確かに大事だが、見せ方や見方によって意図的に作為あるものに変わる可能性があると言うことがわかった。また、選択のバイアスについてもよく検証する必要性があることもわかった。たったこれらのことからも、普段マスメディアに出ている情報の大半が、作為的だと思う。今なら新型コロナによる感染者数による死亡率かな? 大事なことは死亡者数だよ。統計的検知からみれば、検査で疑陽性者数を増やすよりは、重症患者に対して対応することが大切。検査の結果は、安心感を与えるだけのもの。隔離されたらこれに対応する人数確保できる?

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