Arcアーク ベスト・オブ・ケン・リュウ

ケン・リュウ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152100337
ISBN 10 : 4152100338
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
286p;19

内容詳細

つらい別れを経て心身ともに疲弊したわたしは、職員募集中だったボディ=ワークス社の門を叩く。防腐処理を施した死体にポーズを取らせ、肉体に永続性を与えるその仕事で才能を見いだされたわたしは創業者の息子ジョンと恋に落ちる。ジョンは老齢と死を克服したいと考えており…。―石川慶監督(『蜜蜂と遠雷』)、芳根京子主演で映画化された深い感動を呼ぶ表題作ほか、母と息子の絆を描く感動作「紙の動物園」、地球を脱出した世代宇宙船の日本人乗組の選択を描く「もののあはれ」など、知性と叙情の作家ケン・リュウによる傑作を選びぬいたベスト・オブ・ベスト。

【著者紹介】
ケン・リュウ : 1976年、中華人民共和国甘粛省生まれ。弁護士、プログラマーとしての顔も持つ。2002年、短篇「カルタゴの薔薇」でデビュー。2011年に発表した短篇「紙の動物園」で、ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝く。その後も精力的に短篇を発表するかたわら、中国SFの翻訳も積極的におこなっている

古沢嘉通 : 1958年生。1982年大阪外国語大学デンマーク語科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    映画「Arcアーク」石川慶監督、芳根京子主演の原作を読んだ。著者のケン・リュウは映画のスクリプト・ドクターの役割も果たす。中国甘粛省生まれ、11歳から米国育ちの弁護士、プログラマーの資格を持つSF作家。2年連続ヒューゴー賞受賞の「紙の動物園」「もののあはれ」ともに本書におさめられているが、東洋と西洋の狭間で生まれる母と息子、日本と米国の摩擦と諦念を上手く示している。「草を結びて環を銜えん」も17世紀中国の残酷な世の遊女の幻想的な物語。叙情的な世界を描いています。今注目に値する中国系のSF作家のひとりです。

  • はるを さん

    🌟🌟🌟☆☆。映画公開に合わせて購読。表題作は2回読んで映画に臨み映画共々大変面白かった。『紙の動物園』は主人公の気持ちも母親の気持ちも理解出来るだけに涙が出るほど切ない気持ちになった。『もののあはれ』と『結縄』はとても大切なお話のような気がするんだけど文章表現が大変高尚で「こんなカンジなんだろうな」的、概要を大掴みをした程度に終わった。

  • ネコベス さん

    表題作の映画化を機会に9作を選りすぐって収録したSF短編集。監督と著者の対談付き。既読の作品が多かったが、個人的には母と子のすれ違いを切なく描いた母の悲痛な手紙が胸に沁みる「紙の動物園」が別格。無情な結末が印象に残る「結縄」と「ランニング・シューズ」も良かった。

  • チャーリブ さん

    本書は映画「Arc アーク」に合わせて編纂されたケン・リュウの作品集。表題作の「Arc アーク」は不死をテーマにした短編で、不死が日常化する近未来、不死の人生を棄てて死すべき人生を選ぶ女性の話。文体は同じく中国系アメリカ人作家のテッド・チャンと似て硬質でリリカルだが、センチメンタルでもある。「紙の動物園」は、ネビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞の三冠に輝く短編。ファンタジーではあるがアジア系に対する差別という問題も扱っている。日本人ヒーローの活躍を描く「もののあはれ」もよい。○

  • tetsubun1000mg さん

    表題作「アーク」が日本で映画化されるというので選んでみる。ケン・リュウのデビューの頃はSF離れの時期で読み損ね2019年に「生まれ変わり」を初読みするが、比喩や飛躍が大きく後半からは読んでも映像が浮かばなくなった。私には超難解な短編集でした。今回のベスト短編集は初期の2013年ごろの作品が多く私のレベルでも読みやすかった。 読んでみるとSFというよりファンタジーと心象を表す純文学、中国移民の歴史と苦悩、などが入り混じった格調の高い作品に感じた。「紙の動物園」がネピュラ賞などSF3タイトルを取ったのも納得。

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1976年、中華人民共和国甘粛省生まれ。弁護士、プログラマーとしての顔も持つ。2002年、短篇「カルタゴの薔薇」でデビュー。2011年に発表した短篇「紙の動物園」で、ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝く。その後も精力的に短篇を発表するかたわら、中国SFの翻訳も積極的にお

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