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大聖堂 夜と朝と 中 扶桑社ミステリー

Ken Follett

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594087234
ISBN 10 : 459408723X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フランス、シェルブールの伯爵令嬢ラグナは、ヴァイキングへの対処を要請しに城を訪ねてきたイングランドのシャーリング州太守ウィルウルフと恋に落ちる。嵐の海を渡りきって、無事ウィルウルフの妻として迎えられたラグナだったが、新婚生活を始めるやいなや、驚くべき事態に直面することに。一方、ドレングズ・フェリーでは、ウィルウルフの弟ウィンスタン司教が権力にまかせて、恐るべき陰謀に手を染めていた。エドガーと修道士オルドレッドは、司教の犯罪行為を暴こうと画策するが…。

【著者紹介】
ケン・フォレット : 1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞。1989年に発表された『大聖堂』は全世界で2000万部を超える大ベストセラーに。その後、続編『大聖堂―果てしなき世界』、「百年三部作」の『巨人たちの落日』『凍てつく世界』『永遠の始まり』を執筆、さらにはキングズブリッジ・シリーズの『火の柱』および本書を書き継いでいる

戸田裕之 : 1954年島根県生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    昨日の上巻に続いて、中巻も一気読みしました。主人公の一人、伯爵令嬢ラグナの不幸の連続の巻でした。続いて最終下巻へ、トータルの感想は全巻読了後に。 https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594087234

  • のぶ

    長い、長い全三巻の物語も二巻目に入りストーリーもだんだん煮詰まってきた。上巻でエドガーと運命的な出会いを果たした伯爵令嬢ラグナは、ヴァイキングへの対処を要請しに城を訪ねてきたイングランドのシャーリング州太守ウィルウルフと結婚をするが、驚くべき事態に直面することになる。上巻でエドガーが主人公ではないかと書いたが、この巻ではあまり出所がなく、この作品の主役は修道院そのものではないかと感じ始めた。陰謀や友情が繰り広げられ、そちらでの盛り上がりが大きかった。この先どうなるのか?最終巻に入ります。

  • k5

    中巻になってすこしスローダウンした観はあります。ラグナのエピソードは基本的に夫の浮気と嫁姑問題で、朝ドラにしても甘口の展開。正義感からトラブルに巻き込まれるエドガーとオルドレッドの話は読みがいありますが、過去の大聖堂シリーズと比べてしまうとやはりちょっと緩いかも。下巻読んだら元祖大聖堂読み直そう。

  • ぽてち

    中巻読了。歴史を辿っているわけではないのだろうが、様々な出来事が次々に起こり飽きさせない。さすがである。ストーリーとしてなにか大きな目標が設定されているわけではないのだが、登場人物のそれぞれが自分にふりかかった問題に対処し、それぞれのやり方で解決していく姿が描かれていく。その過程で生まれる共感や裏切り、愛といった剥き出しの感情も読みどころの一つだ。善玉と悪玉の役割分担も明確になり、両者の対立からも目が離せない。主人公エドガーのドラえもん的頭脳が生み出すあれこれが楽しかった。

  • 松本直哉

    こんなにページをめくる手の止まらない小説は久しぶりだ。ノルマンディーから輿入れしたアウェイの地で、しかしその学識と知性で怯まずに民衆の中に出ていくラグナと、文盲の職人ながら創意と正義感で果敢に道を切り開くエドガー、二人の出会いから接近の成り行きは予想通りだが、そこに11世紀西欧の騎士道的恋愛、トリスタンやギネヴィアの物語の投影を見出すのは難しくない。身分も年齢も違い、結ばれるはずのない二人の間に少しずつ通い始める温かい感情。彼らは結束して腐敗の極みのイングランドの社会を変えていけるのだろうか。

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