Books

白猫、黒犬

ケリー・リンク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087735307
ISBN 10 : 4087735303
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"奇想の天才が放つ、7つの童話を基にした万華鏡のような新作短篇集、
2024年のローカス賞短篇集部門受賞作品。

親切な白猫の大麻農園(『白猫の離婚』)、
妖精の婚約者が眠る地獄の底(『地下のプリンス・ハット』)、
主人だけは絶対に入れてはいけない家(『スキンダーのヴェール』)‥‥。
夢と幻想、誘惑と謎に満ちた摩訶不思議な物語。
変幻自在の物語の魔術師、ケリー・リンクの世界へようこそ――。

原題:White Cat, Black Dog
装画:ヒグチユウコ

【著者略歴】
ケリー・リンク(Kelly Link)
フロリダ州マイアミ生まれ。コロンビア大学を卒業後、ノースカロライナ大学で修士号を取得。「黒犬の背に水」で作家デビュー。1998年刊『スペシャリストの帽子』で世界幻想文学大賞を、本書で2024年のローカス賞短篇集部門を受賞した。その他の作品に『マジック・フォー・ビギナーズ』、『プリティ・モンスターズ』(以上早川書房)など。作家活動のほかマサチューセッツ州ノースハンプトンを拠点に出版社Small Beer Pressを夫と共同経営している。

【訳者略歴】
金子ゆき子(Yukiko Kaneko)
横浜国立大学経済学部卒、英仏文学翻訳家。主な訳書にオリヴィエ・ブルドー『ボージャングルを待ちながら』、ニー・ヴォ『塩と運命の皇后』(以上集英社)ほか、共訳書にケリー・リンク『スペシャリストの帽子』(早川書房)など。"

【著者紹介】
ケリー・リンク : フロリダ州マイアミ生まれ。コロンビア大学を卒業後、ノースカロライナ大学で修士号を取得。「黒犬の背に水」で作家デビュー。1998年刊『スペシャリストの帽子』で世界幻想文学大賞を、本書で2024年のローカス賞短篇集部門を受賞した。作家活動のほかマサチューセッツ州ノースハンプトンを拠点に出版社Small Beer Pressを夫と共同経営している

金子ゆき子 : 横浜国立大学経済学部卒、英仏文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    ヒグチユウコの装画に魅かれて読みました。ケリー・リンク、初読です。童話インスピレーション幻想短編集、オススメは、『白猫の離婚』&『地下のプリンス・ハット』&『スキンダーのヴェール』です。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-773530-7

  • chimako

    元のお話が見えてこない七つの短編。七つ中元話を知っているのが「ブレーメンの音楽隊」と「ヘンゼルとグレーテル」の二つなので見えてこなくて当然と言えば当然か。それにしても、分からない。世界幻想文学大賞を受賞した作家らしいひねりなのかも知れないが、平凡すぎるおばあさん読者には手に負えなかったというのが正直な感想。表紙も誂えも好きだが、どうにもこうにも。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    久しぶりのケリー・リンク作品は各地の御伽噺を現在にブラッシュアップ。「白猫の離婚」は年取った富裕層の身勝手がこう解消されるとは、何て爽快なの!ヘンゼルとグレーテル×SFな「粉砕と回復のゲーム」は『断章のグリム』でも言及されていた「グレーテルはどうなったか」が同じく取り上げられていてオオっと思ったし、「地下のプリンス・ハット」は王子様を助けに行くのは50代の男性というのも現在的。メビウス時空な「スキンダーのヴェール」は再読。エッ、これってシャーリー・ジャクソン繋がりじゃなかったの!?

  • あたびー

    お伽噺を題材に、舞台を現代や未来に置いた短編小説。大体の話は元のお伽噺の影を見つけることが出来たけれど、「白い道(ブレーメンの音楽隊→地名だけ)」と、「粉砕と回復のゲーム(ヘンゼルとグレーテル→兄妹だけ)」では殆ど分からなかった。姿を消した恋人を訪ね歩く「地下のプリンス・ハット(太陽の東 月の西)」と、クリスマスに雪が降ると現れる謎の男性に惹かれる少女「貴婦人と狐(タム・リン)」、幻想的なアルバイト「スキンダーのヴェール(白雪紅薔薇)」が美しくて好きだった。

  • ぽてち

    古くから伝わる童話や民話を下敷きに、まったく新しい物語に仕立てた短篇集。超有名な作品を含む7篇が収録されている。明確に読んだと言えるのはグリム童話の2作品だけだが、この2作品すら内容はおぼろげにしか覚えていないので、元作品との違いはよくわからなかった。ただ、元ネタを知らなくても幻想・怪異譚として十分に楽しめると思う。初読みの作家さんだが、世界幻想文学大賞をはじめ、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞などを受賞しているらしい。過去作の翻訳もあるようなので読んでみたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items