Books

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

Kera Ri No Sand Ro Vitchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151400322
ISBN 10 : 415140032X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

Content Description

演出家、ミュージシャン、映画監督でもあるケラリーノ・サンドロヴィッチが、劇団ナイロン100℃に書き下ろした渾身の二篇を収録。いつの時代で、どこの国か、昔の話か、未来の話かもわからない。再生を図ろうとする兄弟を描いた『消失』。ホームレス姿の男があらわれ「どうも、神様です」と、いきなり観客に語りかける異色作『神様とその他の変種』。これは果たしてどういうことなのか。解説も著者。

【著者紹介】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ (KERA) : ミュージシャン、劇作家、演出家、映画監督。1963年1月3日、東京都渋谷区生まれ。劇団「ナイロン100℃」主宰。横浜放送映画専門学院(現:日本映画大学)卒業。本名は小林一三(こばやしかずみ)。1976年に「喜劇映画研究会」を創設。一方、KERAの名で、バンド「有頂天」やインディーズレーベル「ナゴムレコード」も運営。現在もミュージシャンKERAとして活動中。1985年に劇団健康を旗揚げ、演劇活動を開始する。演劇分野ではケラリーノ・サンドロヴィッチ名義を使用。92年の解散後、翌93年にナイロン100℃を始動。2001年、オリガト・プラスティコとKERA・MAPを立ち上げる。1999年「フローズン・ビーチ」で第43回岸田國士戯曲賞受賞。2000年「ナイス・エイジ」で東京都千年文化芸術最優秀作品賞受賞。2001年「室温―夜の音楽」を作・演出し、第5回鶴屋南北戯曲賞と第9回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2006年「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」を演出し、第14回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞。岸田國士戯曲賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ユーカ

    12月の11年ぶりの『消失』再演に向けて読んだ。『消失』『神様とその他の変種』共に「これぞ戯曲」という面白さがある。『消失』初演の頃は、独り立ちして間もなくで怖い物など何も無い演劇編集者だった。5000部の月刊演劇誌編集者としてこの戯曲を書いたKERAさんと会い有頂天だった僕は、11年経った今、先月、2ヶ月で2万部が捌ける商業演劇のパンフレットの編集をして、心身共にやられてしまった。寝所から起き上がって、一番にこれを読了した。いつかまた下北沢をふらふらすることを夢見て、もう少し波にもまれてみようと思う。

  • ばんだねいっぺい

    この本が売れに売れて、ケラさん含め、他の劇作家のやつも続々と刊行してくれますように

  • 七虹

    去年の年末再演した「消失」を観たので読んでみた。「消失」は、ケラ作品ではなかなかにシリアスなものですが、それもまた良い。読みながら舞台での役者さんたちの動きを思い出して懐かしくなりました。話自体はすごく重くても会話なんかには面白いところもあるからか、ずっしりするだけじゃない話。終盤に向かっていくにつれてなんとなくドキドキします。「神様とその他の変種」は、舞台は観ていなくても読むだけでも面白かった。不思議なやりとりと不思議なあらすじがとても良かった。

  • イシザル

    落語を読んで、松本人志で笑って、夏井いつきの俳句添削を拝聴すると、ケラリーノの構成が見事なのがよくわかる。しっかり会話の中でも伏線をはってるのがよく解る。

  • 法水

    刊行時に購入してから積読していたけど、『消失』再演を観に行く新幹線で『神様とその他の変種』を、観劇後、帰りの新幹線で『消失』を読んだ。ケラさんの魅力はとにかくその文体。会話のズレによる笑いが楽しい。『神様〜』も『消失』も設定がすべて明らかにはしていないあたり、想像力を働かせる余地が与えられている。とりわけ本日観た『消失』は決して瑕瑾がないわけではないが、単純に泣いた笑ったでは言い表すことができない余韻を与えてくれた。本書刊行から3年、そろそろ第2弾を出して欲しい(その際は『わが闇』を是非)。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items