ケネス・盛・マッケルウェイン

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日本国憲法の普遍と特異 その軌跡と定量的考察

ケネス・盛・マッケルウェイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805111215
ISBN 10 : 4805111216
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan

Content Description

75年間、1文字も変わらなかった世界的に稀有な憲法典。世界の憲法との比較から見えてくる日本国憲法の普遍と特異とは何か。その意義と不思議を問い、改正論議に重要な示唆を与える。

目次 : 第1章 憲法の形と軌跡/ 第2章 憲法が変わるとき/ 第3章 日本国憲法の特異性/ 第4章 グローバルスタンダードな日本国憲法/ 第5章 憲法の対応力と緊急事態条項の是非/ 第6章 日本国憲法と選挙制度/ 第7章 日本国憲法のこれから―国民視点の憲法とは

【著者紹介】
ケネス・盛・マッケルウェイン : 東京大学社会科学研究所教授。1977年日本生まれ、アイルランド国籍。米プリンストン大学卒業。スタンフォード大学大学院政治学博士課程修了(PhD)。ハーバード大学日米関係プログラム研究員、ミシガン大学助教授などを経て2015年から現職。専門は憲法の制度設計、選挙法、比較政治制度、政党政治。平成28年度東京大学卓越研究員。Social Science Japan Journal編集委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    ふむ

  • ソノダケン

    日常生活や国益にダイレクトに影響しない与太話が、得てして政治の争点になりがちだ。たとえばアメリカなら中絶の権利、日本なら憲法改正。我々は定量的比較という手法を用いた本書で理論武装すべきだろう。日本国憲法が1文字たりとも改正されてないのは、右とか左とか政局のせいだとなんとなく思ってたが、内容が先進的で運用面において柔軟だかららしい。改正すべき理由がないし、強引に改正しようにも他者を説得するのが困難なのだ。岩波新書や中公新書で出したら売れそうだが、こういう「ちゃんとした本」で出すことに意義があるかもしれない。

  • 中将(予備役)

    統計的手法を用いた日本国憲法の各国憲法との比較研究。憲法学には珍しい手法で、全体的に面白かった。著者は、人権に関して詳細で統治機構について法律に委ねる非対称的な柔軟性(ゆえに改正の必要性が低かった)と、現代の憲法の内容が日本国憲法に近づいていることを指摘し、それでも望ましい改正として選挙制度の恣意性排除を提案する。2つめの指摘はやや疑問で、一致度の高まりを以て「時代に取り残されてはいない」と言うには、制定後長く経ったことで他国に参照される可能性という「時」の効果も論じる必要があるのではないか。

  • 261bei

    実証政治学の手法を用い、定量的に日本国憲法の特性を炙り出そうとした研究。こういう手法は国際的な比較憲法研究でどんどん使われ出している。日本国憲法は(46年当時の中では)人権に関して詳細な一方、統治機構について法律に委ねる点が多いのが特徴だが、故に人権の追加必要性が大きくなく、しかも統治機構の改革にも苦労しないこれが改正なしでここまで乗り切れた要因であるとされる。これ自体は似たようなことを言っている憲法学者もいるが、外国憲法と統計的な比較を行ってそれを示すのは面白い手法。

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