ファウンデーションと混沌 新・銀河帝国興亡史 下|2 ハヤカワ文庫SF

グレッグ・ベア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150114787
ISBN 10 : 4150114781
フォーマット
出版社
発行年月
2004年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
矢口悟 ,  
追加情報
:
16cm,339p

内容詳細

精神感応能力者はロボットではない!セルダン必死の訴えもむなしく、皇帝の信頼厚いシンター顧問官によるロボット狩りは激しさを増してゆく。ロボットと誤解され、捕われて殺害される能力者たち。そしてついに、シンターの包囲網は、帝国を蔭から支えてきたロボットにしてセルダンの協力者、ダニール・オリヴォーの周囲に及びはじめた―人類とロボットは共存可能か?壮大なテーマを盛り込んだ新シリーズ第二作。

【著者紹介】
グレッグ・ベア : 1951年カリフォルニア州サンディエゴの生まれ。父親が海軍の軍人であったために、12歳まで日本、フィリピン、アラスカ、合衆国本土の各地を転々とした。8歳で創作を始め、13歳の時にはすでに雑誌に投稿しはじめており、最初の短篇がSF雑誌に売れたのは15歳のときであった。まさに早熟の天才といえる。1979年Hegiraで長篇デビュー。1984年「鏖戦」がネビュラ賞を、また「ブラッド・ミュージック」がネビュラ賞とヒューゴー賞を受賞。さらに1993年刊行の『火星転移』でネビュラ賞を受賞、以後も『凍月』などの話題作を発表、現代SFを代表する作家の一人と評されている

矢口悟 : 1968年生、1994年東京外国語大学ロシア語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鐵太郎 さん

    なぜアシモフは銀河帝国ものにロボットものをはめ込んで歴史を語り直す必要があるのか理解できなかったのだけど、今回それがちょっとわかったような気がします。なるほど、人類が新しいステージに「進化」するためにはこう言う介入も必要だったのか、と。ジスカルド派とキャルヴィン派の相剋についてもよくわかります。 ──しかしこの世界観、個人的には納得できませんな。デウス・エクス・マキナの存在を前提とする人生哲学は、西欧人には普通なのかもしれないけれど、個人的には面白くない。

  • 清角克由 さん

    アイザックアシモフのファウンデーションシリーズは、高校生時代から読み始め、会社員になった後に続編が書かれたことを知って、膨大なシリーズを読了。そしてその死後、3人の作家がその物語を継いで紡いだシリーズのうちの一作。なぜか、これだけ電子書籍化されたので、久し振りに再読。膨大な物語の各所に現れる地名や人名が、他の作品への伏線になっていて懐かしい登場人物や目新しい人物に出会えた作品 ファウンデーションシリーズは、一部しか電子書籍化されていないが、これを機会に全ての作品が電子書籍化してほしい。

  • roughfractus02 さん

    『ファウンデーションの危機』が心理歴史学の盲点をAIを対象として読者の現実問題と捉えたように、本書の作者はロボット3原則を神の位置に据え、人間の欲望を投射した偶像なのか、それとも絶対的に異質な存在なのか、という神学的問いを前面に押し出す。物語はこの問いを人間とロボットの対話でなくロボット同士の派閥争いとして描く。人間を対象とした3原則を人類まで拡大解釈した「第零原則」を採り、歴史の操作も辞さないジスカルド派と、3原則を順守し自らを人間の従者と解するキャルヴィン派の対立は、心理歴史学の予測を混沌へ投げ込む。

  • ALBA さん

    ベンフォードの第1部があまりにも読みにくかった反動もあるのか、本書は非常にわかりやすく読みやすくスピード感もあって面白かった。 ロボットの中にも反ダニールのキャルヴィン派があるとか、後のミュールを髣髴とさせる強力な能力者の出現に絶望感を味わうセルダンとか、セルダンと言えばあの人と言う存在の復活とか、結構読みごたえもあり。 最初からベアが書けば良かったのに…

  • 劇団SF喫茶 週末営業 さん

    上巻終了の時点で期待半分、懸念半分だったが、残念ながら下巻では懸念していた部分が目立ってしまっている。期待していた部分は本作の最大のテーマである、人類に干渉するロボットAに対して良心の問題から反旗を翻すロボットBという対立構図。ロボットものに宗教的な神学論争を重ねるのはアシモフの後継作品として順当であり、かつ、アシモフを批評的に継承するテーマとしてこれはあまりに素晴らしい着想だが、この部分は深まることはなかった。ダニールとロドヴィクが対決するはずが、なにも対決しないうちにラストで和解しており興醒めである。

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グレッグ・ベア

1951年、カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。1967年、短篇“Destroyers”で作家デビュー。1979年に第一長篇Hegiraを刊行。1984年に「鏖戦」でネビュラ賞ノヴェラ部門を、中篇“Blood Music”でヒューゴー/ネビュラ両賞のノヴェレット部門を受賞。これを原型とし長篇化した『

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