SACD Import

Complete Symphonic Works Vol.1 : Aadland / Cologne Radio Symphony Orchestra

Grieg (1843-1907)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
AU92651
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description

パヌラの直弟子オードランによる
グリーグ:管弦楽曲全集第1弾
本場の語法がしみ込んだ『ペール・ギュント』組曲


SACDハイブリッド盤。優秀録音で人気の「audite」から注目のシリーズが登場します。1956年生まれのアイヴィン・オードランがケルンWDR響を指揮してスタートさせるのは、祖国ノルウェーの大作曲家グリーグによる管弦楽曲全集。全5巻予定の第1弾ではグリーグの代表作『ペール・ギュント』の第1、第2組曲のほか、正真正銘ノルウェーのメロディーやリズム素材を扱った『交響的舞曲集』と、さらに、グリーグが作曲家になる後押しをした親友でありながら、23歳で夭折した『ノルドロークのための葬送行進曲』を収録しています。
 メニューインに師事した経歴を持つオードランは、まず、ヴァイオリニストとしてベルゲン・フィルのコンサートマスター(1981〜1989)を務めるいっぽうで、シベリウス・アカデミーでかのヨルマ・パヌラに指揮を師事していることから、ここでは師直伝の内容が期待されるところです。また、オードランはトロントハイム交響楽団の首席指揮者&アーティスティック・リーダー(2003〜2010)のポストを中心に、オスロ・フィル、スタヴァンゲル響、フィンランド放送響、スウェーデン放送響などその他のスカンジナビア圏の主要オケにも客演、さらにはヨーロッパのオケにもひんぱんに登場しており、ケルンWDR響のほか、シュトゥットガルトSWR響、ベルリン・ドイツ響などに客演しています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
グリーグ:
・交響的舞曲集 Op.64
・劇付随音楽『ペール・ギュント』第1組曲 Op.46
・劇付随音楽『ペール・ギュント』第2組曲 Op.55
・リカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲 EG 107

 ケルンWDR交響楽団(ケルン放送交響楽団)
 アイヴィン・オードラン(指揮)

 録音時期:2010年10月4-8日
 録音場所:ケルン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
 WDR制作
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

Track List   

  • 01. Symphonic Dances (4) for Orchestra (Or Piano, 4 Hands), Op. 64: Allegretto Moderato E Marcato
  • 02. Symphonic Dances (4) for Orchestra (Or Piano, 4 Hands), Op. 64: Allegretto Grazioso
  • 03. Symphonic Dances (4) for Orchestra (Or Piano, 4 Hands), Op. 64: Allegro Giocoso
  • 04. Symphonic Dances (4) for Orchestra (Or Piano, 4 Hands), Op. 64: Andante - Allegro Molto E Risoluto
  • 05. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 1, Op. 46: Morning Mood
  • 06. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 1, Op. 46: The Death of se
  • 07. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 1, Op. 46: Anitra's Dance
  • 08. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 1, Op. 46: In the Hall of the Mountain King
  • 09. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 2, Op. 55: The Abduction of the Bride. Ingrid's Lament
  • 10. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 2, Op. 55: Arabian Dance
  • 11. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 2, Op. 55: Peer Gynt's Homcoming. Stormy Evening on the Sea
  • 12. Peer Gynt Suite for Orchestra (Or Piano or Piano, 4 Hands) No. 2, Op. 55: Solveig's Song
  • 13. Srgemarsj Over Rikard Nordraak (Funeral March in Memory of Rikard Nordraak), for Piano (Or Winds) in A minor, Eg 107

Customer Reviews

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ノルウェー出身の気鋭の若手指揮者アイヴィ...

投稿日:2011/07/16 (土)

ノルウェー出身の気鋭の若手指揮者アイヴィン・オードランが、ドイツの名オーケストラであるケルン放送交響楽団を指揮してグリーグの管弦楽曲全集のスタジオ録音を開始することになったが、本盤におさめられた演奏はその第1弾となるものである。第1弾は、グリーグの最も有名な管弦楽曲である「ペール・ギュント」組曲と交響的舞曲集、そして、リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲の組み合わせとなっている。いずれも驚くべき名演と高く評価したい。「ペール・ギュント」組曲は、近年では組曲よりも劇音楽からの抜粋の形で演奏されることが増えつつあるが、本盤のような充実した演奏で聴くと、組曲としても纏まりがある極めて優れた作品であることがよく理解できるところだ。オードランのアプローチは、いささかの奇を衒うということのないオーソドックスなものと言えるが、同郷の大作曲家による最も有名な作品を指揮するだけに、その演奏にかける思い入れは尋常ならざるものがあると言えるところであり、豊かな情感に満ち溢れた演奏の中にも、力強い生命力と気迫が漲っているのが素晴らしい。同曲の随所に滲み出している北欧の大自然を彷彿とさせるような繊細な抒情の表現にもいささかの不足はないところであり、いい意味での剛柔バランスのとれた名演に仕上がっている点を高く評価したい。交響的舞曲集は、ノルウェーの民謡風の旋律やリズム語法などを採り入れた作品であるが、オードランは、颯爽とした歩みの中にも、祖国への深い愛着に根差した溢れんばかりの万感を込めて曲想を優美に描き出しているのが見事である。それでいて、第1番の冒頭や第4番の終結部における畳み掛けていくような気迫と力強さは、我々聴き手の度肝を抜くのに十分な圧倒的な迫力を誇っていると言える。リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲は、演奏されること自体が稀な作品であるが、オードランの心を込め抜いた情感豊かな演奏は、我々聴き手の感動を誘うのに十分であると言える。オーケストラにケルン放送交響楽団を起用したのも成功しており、演奏全体に若干の重厚さと奥行きの深さを与えるのに成功している点を忘れてはならない。また、本盤でさらに素晴らしいのは、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音であると言える。グリーグの透明感溢れる至純のオーケストレーションを味わうには、臨場感溢れるマルチチャンネル付きのSACDは最適の媒体と言えるところであり、本盤の価値を著しく高めるのに大きく貢献していると評価したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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