ソビエトデザイン1950‐1989

グラフィック社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766132861
ISBN 10 : 4766132866
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;25

内容詳細

鉄のカーテンの向こうでソビエトの人々の生活を彩っていた魅惑的なソビエト生まれのデザインの数々。子供のオモチャから、家庭用品、ファッション・アイテム、ポスター、電化製品、宇宙開発関連グッズと、そのひとつひとつが共産党の支配下にあった生活の在り方を明示しています。本書に掲載されている350点以上のプロダクトやグラフィックは全てロシアのデザインの歴史を保存するために設立されたモスクワ・デザイン・ミュージアムの所蔵品です。機能的でキッチュで政治色が強く、しばしば前衛的でもあるこれらの意匠は、ほぼ記録が残されていないソビエトのデザインの歴史そのものなのです。

目次 : はじめに/ ソビエトのデザイン/ 市民生活/ 国家/ 世界に向けて/ デザイナー略歴/ インデックス

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    ソビエトといえば時代遅れのデザインという印象。CCCPという文字は不気味ですらあった。ソ連体制下のソビエト人を「ホモソビエティカス」と呼び、西側諸国のモノが溢れる世界とは別世界で生きてきた。しかし1989年ソ連崩壊後、現在のロシア人にとってこれらのデザインは新鮮で魅力的。2012年モスクワ・デザイン美術館でソ連時代のアイテムの展示に約15万人が来場した。シンプルな色合いに丸みを帯びたデザイン。映画で目にした車ヴォルガ。チェブラーシカのぬいぐるみ。ポスターを見ただけでノスタルジックにあの時代に引き戻される。

  • hitotak さん

    1950年代からソ連邦崩壊までの約40年間にソビエトでデザインされた日用品、印刷物、家電等が紹介されている。同時代の西側諸国の製品とは品質や洗練の度合いも大きく劣るが、イデオロギー、低予算、物資の不足など様々な制約のある中で作られた作品はどれもシンプルで素朴。ロシア語で「念のため」の意味があるアヴォーシカという買い物袋は、外出時の必需品。何かが支給されている所にばったり出くわした際に使用するためだったとか。使い捨ての紙コップなど存在せず、携帯用の折り畳みコップが使用された。ある意味SDGsの先駆けだった。

  • ピリカ・ラザンギ さん

    ソビエト連邦のプロダクトデザイン、映画ポスター等。プロダクトデザインなども党の意向が反映されている。西側のプロダクトデザインを真似たものもある。物がなく使い捨てに出来なかったことが、持続可能性のあるプロダクトを作り出した(アヴォーシカ等)。時代の先進的なものもあるが国民が買うには高かった。

  • ikeikeikea さん

    ソ連=アヴァンギャルドで未来感あふれるデザインと言うイメージであったが、素朴で大地に根ざしたデザインも多くて興味深かった。考えてみたらソ連もロシアの大地に根ざした文化の継承者なのだから当然か

  • 古本虫がさまよう さん

    「ソ連製品は低水準だった」という決まり文句は疑うべしという態度を表明しているが、「ソビエトのデザイナーたちは、国の機関で、検閲システムの下、創作していたのです。ソビエトらしさが十分に現れていないとか、イデオロギー的に安定していないとか、道徳的配慮が足りないといった理由で多くのデザインが却下されました」(アレクサンドル・ヴァシリエフ)というコメントがある。こんな検閲社会で「高水準」のものが輩出されるであろうか?余計な身びいきはしないほうがいいだろう。ワインのラベルなどはいいものがあるが機械製品はダサい。

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