グラウプナー:復活祭のカンタータ集
ドイツ後期バロック時代の作曲家グラウプナー。1705年からハンブルク歌劇場のチェンバロ奏者として活躍するとともに、当時の北ドイツにおいて最も人気のある歌劇作曲家としても名声を確立。その後はヘッセン=ダルムシュタット方伯の宮廷楽団に歌劇作曲家としての地位を得て、1711年には宮廷楽長に昇進しました。しかし、宮廷の経済事情により歌劇の上演ができなくなってからは、宗教曲作曲家としての職務に励み、ほぼ半世紀にわたって、毎週の礼拝のために1400曲以上の膨大なカンタータを残しています。1722年にはライプツィヒのトーマス教会からカントル職の打診を受けますが、ヘッセン=ダルムシュタット方伯が彼を手放さなかったため、この職務はバッハが請け負うことになったエピソードも知られています。
このアルバムには復活祭のための4曲のカンタータが収録されており、これらの華やかな曲からは、当時、バッハよりも人気が高かったグラウプナーの見事な手腕を窺うことができます。(輸入元情報)
【収録情報】
グラウプナー:
● 正しき人へのおそれ GWV.1126/33〜聖木曜日のためのカンタータ
● あなたの瞳の源を開く GWV.1127/25〜聖金曜日のためのカンタータ
● 勝利はここに GWV.1128/43〜復活祭第1日目のためのカンタータ
● あなた方は悲しみの中に GWV.1129/19〜復活祭第2日目のためのカンタータ
ヤン・イェルリチュカ(アルト)
セバスティアン・ヒュープナー(テノール)
ヨハネス・ヒル(バス)
カペラ・ヴォカリス少年合唱団
プルクラ・ムジカ・バロック・オーケストラ
クリスティアン・ボナート(指揮)
録音時期:2019年7月30日-8月2日
録音場所:Christuskirche、Reutlingen
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)