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グスタフ・クリムト ドローイング水彩画作品集

グスタフ・クリムト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105054717
ISBN 10 : 4105054716
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一生涯、女たちを見つめ続けた画家が、欲望の赴くままに熱狂的に制作したスケッチと、めくるめく装飾画の源泉である習作を油彩とともに紹介。詳細な評伝と作品データを収録。図版約300点。

【著者紹介】
ライナー・メッツガー : 1961年生まれ。ウィーンを拠点に活動する美術史家、著述家。リンツ工科造形芸術大学、シュトゥットガルト大学、カールスルーエ美術アカデミー講師。新聞、美術系専門誌などの媒体を中心に執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nobi

    奔放な生活も垣間見えるようなデッサンは数千点あるという。求道者のようにひたすら描き続けたクリムト。最期に向けて先鋭化してゆくようなエゴン・シーレに対して、親子ほど年の離れたクリムトは保守的というイメージは、この作品集を見て撤回。絵画という芸術が、人々にインパクトを与えていたのであろう時代とウィーンの空気を感じ、その絵画に生気を吹き込み続けた彼の凄さを知る。美術史家ライナー・メッツガーの、単独で本になるのではないかという程の解説も圧巻。見過ごしてしまいがちな違いを、節目を、位置付けを芳醇な文化的筆致で語る。

  • 蘇芳

    夜明け跨いで見る。タッチはエゴンシーレに影響されてた時もあるけど、少しリラックスしたエレガントが素敵。

  • 春雨

    クリムトが好きすぎる。金の色味も複雑な模様の組み合わせも素晴らしすぎる。こういう天才はきっともう現れない。猫も杓子もデジタルデジタル、自分で色を創って自分の手で塗らない、岩絵の具のような天然素材の本物の「色」も知らない、PCの中にあらかじめある色でしか絵を描かない、「アーティスト」気取りや「イラストレーター」気取りばかりが増えた現代を憂う程。美術に関して言えばこの時代に生まれたかった。

  • 野々村 聡

    住、環境……その行き着く先か、あるいは原初か。人というものがいて、表情がある。結局理屈はいいのだ、最終的にいや最初から人は幸福でなければならない。 グスタフクリムトはその意味での人の表情を見事に描いている。堕落と恍惚とのギリギリの見極めをしている。描いている。 と思われた。

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