クレナウ:交響曲第8番、協奏曲集
ワーグナー、ブルックナー、リヒャルト・シュトラウスなど後期ロマン派のイディオムを用いた大編成の楽曲を好んだクレナウ。このアルバムでは第二次世界大戦中に書かれた3作品を紹介しています。
無調と調性の間を揺れ動きながらも、時に美しい旋律が見え隠れするヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲。まるで古典派に戻ったかのような清明な主題が発展していく交響曲第8番と聴きごたえある作品です。ヴァイオリン協奏曲のソリストを務めるのは2016年ユーディ・メニューイン国際コンクールの覇者、中国のヘ・ジユ。ピアノ協奏曲のソリストは北欧歌曲の伴奏で定評のあるセーアン・ラストギ。ハンス・グラーフが全曲を手堅くまとめています。(輸入元情報)
【収録情報】
クレナウ:
1. ヴァイオリン協奏曲 (1941)
2. ピアノ協奏曲 (1944)
3. 交響曲第8番 - 古風な形式による (1942)
ヘ・ジユ(ヴァイオリン:1)
セーアン・ラストギ(ピアノ:2)
シンガポール交響楽団
ハンス・グラーフ(指揮)
録音時期:2021年10月14,15日(3)、2022年3月1-3日(1,2)
録音場所:シンガポール、Esplanade Concert Hall
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
全て世界初録音