クレイグ・ウィットロック

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アフガニスタン・ペーパーズ 隠蔽された真実, 欺かれた勝利

クレイグ・ウィットロック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000615433
ISBN 10 : 4000615432
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二〇一六年夏、『ワシントン・ポスト』のベテラン記者であるウィットロックはある情報をキャッチした。無名の政府機関SIGARが、アフガニスタン戦争に関わった数百人にインタビューを行ったというのだ。二度の連邦訴訟を経て公開にこぎつけた数千頁の聞き書き、そしてラムズフェルド国防長官が残した五万枚を超える内部メモなどの膨大な資料が克明に語るアメリカの無知と傲慢、組織的な情報の改竄、そして失敗の本質とは―全米のみならず世界に衝撃を与えた調査報道、待望の書籍化。

目次 : 第1部 誤った勝利の味 2001〜2002/ 第2部 大きな動揺 2003〜2005/ 第3部 ターリバーンの復活 2006〜2008/ 第4部 手を広げすぎたオバマ 2009〜2010/ 第5部 崩壊2011〜2016/ 第6部 膠着状態 2017〜2021

【著者紹介】
クレイグ・ウィットロック : 『ワシントン・ポスト』紙の調査報道記者。2019年にはアフガニスタンに関する報道でジョージ・ポルク賞軍事報道部門、スクリップス・ハワード賞調査報道部門、調査報道記者と編集者の情報の自由賞、ロバート・F・ケネディ・ジャーナリズム賞国際報道部門を受賞。これまで60か国以上で取材を行い、ピューリッツァー賞の最終選考に3度ノミネート。メリーランド州シルバー・スプリングに暮らしている

河野純治 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 羊山羊

    米国最長の戦いとなったアフガニスタン紛争、その迷走ぶりを「学ばれた教訓」と題するレポートを中心に明らかにする。果たして、アフガン紛争は間違った情報、間違った目的、間違った戦略の下に進めてしまった結果、「国造りプロジェクト」とまで揶揄される壮大な迷路に迷い込んでしまった。アフガニスタンという国を過少・過大評価し、米国もイスラム教に理解さえ示さなかった。ビンラディンを叩くという、肝心の目標をどこかで見失ってしまった、その結果だと言える。

  • とある本棚

    面白い。アメリカのアフガン派兵から撤退までの内幕を関係者のインタビュー記録から明らかにする。当初タリバンの転覆のために短期間の派兵を予定していたが、早々にその目的を達したため、何のためにアフガンに駐留するか目標が曖昧となり、遂には本格的な「国づくり」にも手を広げる。ただ国づくりの目標も曖昧であり、現地の文脈や慣習の無理解から逆に現地住民の反感を買うことになる。アメリカの支援するカルザイ政権も腐敗しきっており、住民にとって正統性のある存在になり得なかった。

  • まー

    9.11同時多発テロの報復は当初アメリカ国民の大多数が支持したアフガニスタン侵攻 結果何をアメリカにもたらしたのか考えさせられる作品でした ベトナム戦争で学んだ経験を生かせずに終わってしまったのは残念です 自分達はいつも正しくアメリカ式を押し付ける傲慢な国という印象をイスラム教徒に植え付けただけだったかもしれません

  • やすお

    政権側がどのようにアフガニスタンで戦争をしてきたのかを明らかにするルポ。戦争というものは古今東西、国がいかに国民や世界を騙せるのかにつきるのかもしれない。正直なところ、米国がアフガニスタンで20年も戦争を継続していたという認識はなかった。これも情報操作のひとつだろう。米国は敗戦したと考えるのが妥当だろう。本書を読むと、米軍のアフガン撤退直後にタリバンが復権したのか理由が分かる。そして、タリバンの復権が米国のこれまでのアフガン戦争の20年を水泡に帰した重要性を理解できる。

  • もてぃ

    膨大な資料をベースに、アフガニスタン戦争中のアメリカ軍・政府の動向をつぶさに追った一冊。著者はワシントン・ポストのジャーナリストであり、裁判の果てに機密文書公開の権利を勝ち取ったそう。アフガニスタン戦争に関わる政策・意思決定が酷いものであることは確かだが、それにしても機密文書が10年以上きちんと保持され一般に検証できるよう公開されるという時点で真っ当だと感じてしまう本邦のハードルの低さが悲しい。内容としてはあくまでアメリカへの批判的検証であるため、アフガニスタンの背景知識を得るには副読書が必要。

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