クリフォード・ギアーツ

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解釈人類学と反=反相対主義

クリフォード・ギアーツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622036821
ISBN 10 : 4622036827
Format
Books
Release Date
June/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人文社会科学に「解釈学的転回」をもたらした人類学者・ギアツのエッセンス。みずからの思想遍歴を語り、初期のフィールドワークの実状を説明し、現代世界を論じた。難解で知られるギアツ思想への最良の入門書。

【著者紹介】
クリフォード・ギアツ : 1926年米国サンフランシスコ生まれ。アンティオク・カレッジで哲学の学士号(A.B.,Antioch College,1950)、ハーバード大学社会関係学研究科で人類学博士号を取得(Ph.D.,Harvard University,1956)。カリフォルニア大学(バークレー校)助教授、シカゴ大学助教授・準教授・教授を経て、1970年にプリンストン高等研究所の社会科学部門教授となった。1982年よりハロルド・F・リンダー特別教授、2000年より同部門の名誉教授。米国を代表する人類学者として解釈学的アプローチによる「解釈人類学」を主張し、おびただしい量の濃密な著作により、人類学ばかりでなく歴史学、社会学、哲学などをはじめとする現代人文社会科学に巨大な影響を与えてきた

小泉潤二 : 1948年東京生まれ。1973年東京大学教養学部教養学科卒業。1975年に東京大学大学院社会学研究科博士課程に進学後、スタンフォード大学に留学、人類学博士号を取得(Ph.D.,Stanford University,1981)。アルバータ大学・愛知県立大学・新潟大学・大阪大学の講師・助教授を経て、現在大阪大学大学院教授(人類科学研究科)。この間1996‐97年にプリンストン高等研究所社会科学部門ハンズマン招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • roughfractus02

    相対主義でも反相対主義でもない。著者は人類学に、主義を作らないよう解釈という基盤を導入した。解釈とは「竜を飼い慣らしたり嫌ったりするのではなく、また理論の大鍋の中で溺れさせようとするのでもなく、竜をただ見つめること」であり、竜とは比喩でありその実在はわからないものの謂だ。世界を多くの類似性からなる複合体と捉えた後期ウィトゲンシュタインに倣い、著者は多数の糸が撚り合わさる「縄」に譬えた。3つの来日講演を中心に日本で独自に編まれた本書は、人々に「確信を持てなくする」ようにして多様性へと導く役割を人類学に課す。

  • 中村蓮

    現代のトレンドは脳科学だとか統計学だとか行動経済学だとか反相対主義の学問なので、そのカウンターとして読みました。 解釈学的転回を代表する論者と、現代の存在論的転回の関係を読み取れればとと思っていましたが、残念ながら完全に断絶しているようでした。

  • ★★★★★

    ギアツの来日講演と関連論文を組み合わせた、日本編集版の論文集。普遍主義的な相対主義批判には断固反論し、かといって無責任の中へ溶解していく相対主義にも組することなく、著者が持つ孤高のバランス感覚をまざまざと見せつける一冊。恥ずかしながらこれ読んではじめて気づいたんですが、ギアツってすごく現象学的な考え方をする人なんですねー。

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