クリスティーナ・トンプソン

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海を生きる民 ポリネシアの謎

クリスティーナ・トンプソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909355300
ISBN 10 : 4909355308
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1部 目撃者(1521年‐1722年)/ 第2部 点と点をつなげる(1764年‐1778年)/ 第3部 彼らはなにを語るのか(1778年‐1920年)/ 第4部 科学の力(1920年‐1959年)/ 第5部 出帆(1947年‐1980年)/ 第6部 日々の進歩とともに(1990年‐2018年)

【著者紹介】
クリスティーナ・トンプソン : ハーバードレビュー誌エディター。ヴォーグ、アメリカンスカラー、ベスト・オーストラリアン・エッセイズなどにエッセイ、評論を執筆。全米人文科学基金パブリックスカラー賞、全米芸術基金およびオーストラリア芸術評議会など数々の研究奨励金を授与されている。アメリカとオーストラリア両方の国籍を持つ

小川敏子 : 翻訳家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • サアベドラ

    ヨーロッパ人による「発見」以来、長らく謎とされてきたポリネシアの人々のルーツが解き明かされていく過程を追ったポピュラー・ヒストリー。著者はハーヴァード・レビュー誌のエディターでノンフィクション作家。「未開の人々が計器もなしに遠洋航海を成功させたはずがない」という西欧人の偏見が、言語学や考古学、遺伝子研究などにより徐々に覆され、ついにポリネシア人伝来の航海術によって(厳密にはメラネシアの古老から伝わったものではあるが)遠洋航海を成功させ、祖先の偉業が証明される過程は感動的ですらある。

  • リョウ

    広い太平洋の真ん中に転々と拡がるポリネシアの島々。これほど離れた距離の島々に人間はどのようにして住むようになったのか。西洋文明がポリネシアに接触するようになった大航海時代を起点に、当時のヨーロッパ人がどのように彼らのことを記録し、どう扱ってきたのかをたどる。あくまで読み物としてだが興味深かった。

  • Book shelf

    舞台はポリネシア。アフリカで誕生した人類がアフリカを出て東南アジアへ達したのは理解できる。現在のフィリピンからオーストラリアへ渡ったのもまだ理解はできる。海があっても島が見えていれば渡ったのも分かる。本書はその先の世界の話だ。目視できない島へ行こうとしたのはなぜか。思考が西欧とは全く違う世界の話を知ることができる。怪しいと思っていた口承伝説に違う視点を与えてくれる本。人間てすごい。

  • つみれ

    参考文献は謝辞にちょっと言及があるだけでほぼ載ってないのであくまで読み物。「ポリネシアの歴史から見えてくるのは、……人々が重ねた会話の数々」なのだという著者、だからこその西洋人から見たポリネシアになる、良う出来た構成。ホクレア号のモデル、科博にあるよ。

  • こうふく母

    ノンフィクション作品で、聞き慣れない用語が出てきたり、読んでて、これ前にも出てきたけど何だっけ?を繰り返しながら読了。縄文人も船を操ったと見たこともあり、太平洋広範囲に住んでいるポリネシアンがどこから来てどう散らばっていったのか?を学術専門書を参考にしてまとめられている。興味のある人は一読の価値あり。

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