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帝国 その世界史的考察

クリシャン・クマー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000240673
ISBN 10 : 4000240676
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国家の主権が脅かされる世界情勢のなか、帝国論の再検討が進んでいる。本書は、歴史社会学の重鎮による「帝国」論入門の決定版。古典的な陸上帝国、「大航海」時代後の海外帝国、支配・被支配の関係性、「国内植民地化」問題、生き続ける帝国的統治までを射程に入れ、「多民族帝国から国民国家へ」という単線的な歴史像を刷新する。

【著者紹介】
クリシャン・クマー : 1942年、英領トリニダード・トバゴ生。1951年からイギリスに暮らす。1964年ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジ卒業(歴史学)、大学院はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで政治社会学を専攻。1967年からケント大学で教壇に立ち、1977年同大学から社会学の博士号を取得。1996年から米ヴァージニア大学(社会学)教授

立石博高 : 1951年生。東京外国語大学名誉教授。1980年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。スペイン史

竹下和亮 : 1972年生。東京外国語大学国際日本研究センター特任研究員。同大学大学院地域文化研究科博士課程修了。フランス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    国家の主権が脅かされる世界情勢を背景に、再検討が進んでいる帝国論。様々な視点からアプローチして「多民族帝国から国民国家へ」という単線的な歴史像を刷新する1冊。世界的宗教や哲学が生まれた枢軸時代の旧帝国とその後の世界帝国、大航海時代後の海外帝国としてのヨーロッパ帝国主義、東洋と西洋の帝国の伝統、支配・被支配の関係性、帝国と国民国家の関係性、中国・ヨーロッパそれぞれの帝国の衰退と終焉、宗主国社会における帝国のその後、生き続ける帝国的統治など様々な観点から考察を重ねている今の時代を考える上で興味深い1冊でした。

  • ポルターガイスト

    250ページに満たない簡素な論考だが古今東西の帝国についての議論がまとめられておりページ数に対しては重い読後感だった。クラクラした。「国民国家と帝国は相反するばかりでなくむしろそのミニチュアとして捉えられる」「旧来の陸上帝国と近代の海洋帝国はその違いはあれど同質性もかなりある」みたいな相対化の連続で,歴史を学ぶ上で欠かせない諸々の基礎概念を揺さぶられる。新課程の「世界史探究」を教える人間にはもってこいの一冊。少なくとも自分は古代帝国と世界大戦期の帝国の解体については授業構成が大幅に塗り変えられたと思う。

  • ゼロ投資大学

    『帝国』は過去の長い期間に渡って、統治の最も一般的な政治形態であった。ヨーロッパのローマ帝国は、帝国として広大な領土と優れた統治体制を築き、長期に渡って大国を維持し続けた。地域や時代が異なると帝国の形態にも若干の差異が生じる。帝国の共通性は、帝国はあらゆる形式で相互につながっていたため、理念や制度は時空を超えて、頻繁に行き交っていた。

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