クセナキス:管弦楽作品全集 Vol.5
次々と押し寄せる壮絶なクセナキスの世界!
待望の第5集は初期の管弦楽作品集!
『シナファイ』に匹敵する空前の難易度を持ったピアノ協奏曲『エリフソン』を収録した第4集の発売から早や数年。タマヨ&ルクセンブルク・フィルの超高性能コンビの演奏で遂に登場するクセナキスの管弦楽作品集第5巻!
1958年のブリュッセル万博フィリップス館の建設にも携わるなど建築家としても高い名声を誇ったクセナキスが、1954年から1964年にかけて生み出した初期の管弦楽作品を収めたこの第5巻。
フランスの建築家コルビュジエが提唱した建築物の基準数法の数列である「モデュロール」に基づいて作曲され、ロスバウトの指揮により初演が行われたクセナキスのデビュー作『メタスタシス』、確率論を作曲に取り入れた『ピトプラクタ』や『ST/48』など文字通り計算し尽くされたクセナキスの野心作が所狭しとひしめいており、第1集から第4集に勝るとも劣らない強烈な音圧と衝撃が次々と押し寄せます。
大井浩明の壮絶な演奏が作品の代名詞ともなった『シナファイ』、『エリフソン』の2大ピアノ協奏曲へと続くクセナキスの世界が、タマヨとルクセンブルク・フィルという最良の理解者たちによって繰り広げられていきます。(東京エムプラス)
クセナキス:
・メタスタシス
・ピトプラクタ
・ST/48
・アホリプシス
・シルモス
・ヒケティデス
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
アルトゥール・タマヨ(指揮)
録音:2006年