ギヨーム・ミュッソ

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作家の秘められた人生 集英社文庫

ギヨーム・ミュッソ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087607673
ISBN 10 : 4087607674
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;16

内容詳細

世界的人気作家はなぜ筆を折ったのか? 過去の秘密が明らかになったとき、衝撃の結末が!? 大ベストセラーのフランス・ミステリー。

【著者紹介】
ギヨーム・ミュッソ : 1974年フランスのアンティーブ生まれ。高校卒業後にニューヨークに渡りアイスクリーム売りのアルバイトなどを経験。ニースとモンペリエの大学で経済学と社会学を学んだのち、2003年まで高校教師を務める。04年に発表された『Et apr`es…』が大ヒットし、ベストセラー作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • buchipanda3 さん

    ミュッソ初読み。読み易さに加えて、どんどん深まる謎を追って一気読みだった。作家として絶頂期を迎えながらも突如断筆宣言をしたフォウルズ。永らく隠遁生活を送っていたが、彼の住む島で凄惨な殺人事件が起き、若い女性記者が彼に会いにやってきたことで過去が動き出す…。フォウルズもマティルドも如何にも何かを隠している感じで、じりじりと詰め寄りながらも互いの意図をはっきりと分からせないところが絶妙だった。後半は意外なものが見えてくるも、そこからさらに翻弄される。真実は生きていて変化し続けるという作家の言葉が気になった。

  • 青乃108号 さん

    カササギ殺人事件の後だけに、タイトルから勝手に似たタイプの本かな、と期待して読んでみたけど違った。確かに二転三転する物語に引き込まれはするが、期待した程の衝撃は得られず。ところで作中に、作家は24時間創作から逃れられない、と言う意味の記述があるが、それは本当にそうなんだろうと思う。一方、俺は俺で、最近、活字中毒が重度となり、仕事、食べる、寝る、以外の時間はほぼ何らかの本を読んでいる。読まなくちゃ、の強迫観念が強い。本を読めないと不安になり本を読んでいると精神が安定する。家人は最近呆れ気味、少し危ないかも。

  • のぶ さん

    翻訳小説にしてはさほど長くはないが、コンパクトに纏まって良くできた小説だった。話の中心は世界的な人気作家、ネイサン・フォウルズ。20年前の絶頂期に断筆宣言をして、それ以来地中海の島に蟄居している。彼は誰とも接触を持とうとしなかったが、文学青年が自分の作品をぜひ読んでもらいたいと彼と接触を試みるが危うくショットガンで射殺されそうになったりする。一方で新聞記者の女性マティルドも同じく接触を試みる。その矢先に浜辺で惨殺死体が見つかり島は封鎖状態になる。ひとりの作家の人生をめぐるミステリアスな作品だった。

  • パトラッシュ さん

    欧米をまたぐ謎の追跡がミュッソ作品の特徴だが、今回は地中海の孤島に舞台が限定される。断筆宣言して島に隠棲する世界的作家を巡り思惑が渦巻く中で女性が惨殺され、欧州の暗部である旧ユーゴ紛争に絡む思いがけぬ過去が暴かれていく。すべての謎が一点に収斂する構成はミュッソらしく見事だが、肝心の過去パートが話は面白いのに「懸命に調査を続け」「情報を集め」など短い説明で済まされていて弱い。そうした部分を綿密に書き込み、実は作家が書いていた小説の未発表原稿だったとの設定ならよかったが。ただそうなるとミステリではなくなるか。

  • さつき さん

    突然の断筆宣言後、島での隠遁生活を送るネイサン・フォウルズのもとに小説家志望のラファエル・バタイユと新聞記者のマティルド・モネーが訪れることで、止まっていた時間が動き出す。理不尽な暴力で命が断ち切られる描写は胸が苦しくなるほど辛い。悲しみ苦しみ恨みなど辛い過去を受け入れることは誰でも難しいけれど、暗い情熱に支配されず明るい未来を常に見続けていきたい。そう思わせてくれる結末でした。

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