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クレオパトラの短剣 ハヤカワ・ミステリ

キャロル・ローレンス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150020088
ISBN 10 : 4150020086
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
中山宥 ,  

Content Description

1880年、ニューヨーク。ヘラルド紙の唯一の女性記者であるエリザベスと友人のカルロッタは、ミイラのように包まれた女性の遺体を発見する。彼女の記事は話題となり、新たな遺体が発見される度に読者を魅了する。しかし、犯人もすべての記事を読んでおり‥‥

【著者紹介】
キャロル・ローレンス : 小説家、詩人、作曲家、劇作家。刑事イアン・ハミルトンを主人公とするミステリ三部作Edinburgh Twilight、Edinburgh Dusk、Edinburgh Midnightに加え、中篇小説や短篇小説、詩を執筆しており、その多くが世界各国で翻訳されている。ニューヨーク大学などで執筆の指導も行っている

中山宥 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    1880年、ニューヨーク。ヘラルド紙の唯一の女性記者であるエリザベスと友人のカルロッタは、ミイラのように包まれた女性の遺体を発見する。彼女の記事は話題となり、新たな遺体が発見される度に読者を魅了する。しかし、犯人もすべての記事を読んでおり。  父親が判事で、母親は元有名ピアニスト。エリザベスはいわゆる良家の子女である。よって、いくら新聞記者といっても、事件と深く関わらせるには、ずばり目撃者になるしかない。あるいは、容疑者か被害者が自身の関係者となるか。本編は前者の方法を取った。

  • stobe1904

    【エジプト神話をベースとしたミステリ】舞台は1880年のニューヨーク。新聞社の唯一の女性記者のエリザベスはミイラのように包まれた遺体を発見したことを記事にするが…。大量の移民で活気のある当時のニューヨークだが、一方では貧富の格差にあえぐ人々の暮らしぶりが興味深い。エジプト神話をなぞらえた連続殺人事件の建付けはよいと思うが、最終盤が唐突でミステリとしてのクロージングに物足りなさが残る。★★★☆☆

  • 練りようかん

    車窓から男が女の首を絞めてるところを見てしまう主人公。類似の既読作が浮かび展開に期待した。主人公の情報と社交界で知る「クレオパトラの針」移設計画でアートミステリーかなと思ったが、発見された死体は奇妙な装飾をされていてオカルトか犯人の狂信を感じさせる気持ち悪さがそのイメージを上回った。お飾り要員から犯罪記者へランクアップした主人公の注目に乗っかりたいのか、出世を助けたいのか知り合いに犯人いるんじゃないかと思わせる流れ。一応の区切りはついたけれど、これからを意識させる助走で終わった感触。次でるのかな。

  • しゅー

    ★★謎解きは既視感ありまくりで、それなりな内容。しかし舞台装置と登場人物に魅力あり。時は南北戦争後の米国「金ぴか時代」、リンカンが暗殺されてから10年後。この時代のフィクションは読んだことがなくて新鮮で、格差と人種のるつぼ感が物語の緊張感を高める。そして主人公は当時では珍しい女性記者。女性への偏見が半端ない時代なので彼女の苦闘と、それを支える周囲のキャラの活躍が読みどころ。脇役にワケありに見える人物が多く犯人判明後も背景が明かされないので、このままシリーズ化されるのかな?だとしたら続きを読みたいと思った。

  • BECHA☆

    1880年米国。上流階級に属し著名な判事の次女でバッサー女子大を優秀な成績で卒業し、≪ニューヨーク・ヘラルド≫誌の紅一点の新聞記者となったエリザベスは通勤途上で一瞬目に入ったアパートの一室が気にかかる。出社した彼女に割り当てられたのは社交界記事。セクハラ・バワハラが日常茶飯事の時代に犯罪記者に名乗りを上げたエリザベスが巻き込まれる事件は犯人のモノローグとエリザベスの生活とともに描かれていく。裕福な階級ならではのお金の使い方と誰とどのように付き合うのか、カルロッタの実家のベーグル・パン菓子が美味しそう💛

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